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SES→事業会社での開発が思ったよりハードやった

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はじめに

転職してモバイルアプリ開発チームで働き始めてから、想像以上に苦戦しています。
前職ではSESとして比較的ゆるい環境にいたのですが、今のチームはとにかく優秀なメンバーばかりです。
毎日、技術的にも精神的にも大きな刺激を受けています。

この記事では、そんな環境に飛び込んでから感じたしんどさと、少しずつ自分の中で整理できてきた向き合い方をまとめています。同じように、レベルの高い環境に入って苦戦している方に届けばと思います!

1. 優秀な人が多すぎて、自己肯定感が下がる

まず一番感じたのは、「周りが自分より圧倒的に優秀」という現実です。
同年代や年下のエンジニアが、設計力・発想力・議論力すべて高く、ミーティングのたびに差を痛感します。

最初のうちは、「なんで自分だけできないんだろう」と落ち込む日も多かったです。
そこで、少しずつ比べる対象を“他人”から“昨日の自分”に変えるようにしました。
周りを観察しながら、
• この人はどういう観点でレビューしているのか
• なぜこの設計を選んだのか
• コミュニケーションの取り方にどんな意図があるのか
を意識的に見るようにすると、日々学びが増えていきました。

2. 相方が超優秀で、何も勝てない

自分のチームは2人体制で、相方がとても優秀です。
ビジネス理解や巻き込み力、危機管理能力などがずば抜けていて、技術的にも遜色がない。正直、最初の頃は「自分の存在意義ってなんだ?」と感じました。

ただ、時間が経つにつれて、その人の強みと自分の得意領域が少しずつ見えてきました。
相手は調整やリーダーシップが得意なら、
自分は開発基盤や設計、Flutterの開発体験改善などの“土台づくり”に集中する。

誰かに勝つのではなく、チーム全体の再現性を上げる側に回る。そう考えるようになってからは、役割の違いを前向きに受け止められるようになりました。

3. SES時代の“ゆるさ”が抜けない

SESの頃は、納期やスケジュールに余裕がありました。「一つの修正にこんなに時間をかけても大丈夫」という案件が多かったです。

一方で今の現場は、0→1フェーズのプロダクト開発。限られた時間で決めて、作って、リリースしていくスピード感。

ただ、慣れてくると「速さ」より「判断力」が求められていることに気づきました。
“全部やる”ではなく、“今やるべきことを選ぶ”。
優先順位の付け方が少しずつ身につき始めて、ようやく開発のテンポに合わせられるようになってきました。

4. モバイル以外の知識が想像以上に求められる

モバイルエンジニアとして入ったつもりが、
実際には認証やAPI設計、バックエンドの構成など、思っていた以上に周辺領域の知識を求められました。

正直、インプットとアウトプットが全然追いつきませんでした。
でも最近は、全部理解しようとせずに“モバイルが関わる部分だけ”を重点的に追うようにしています。
• 認証なら、トークンがどのタイミングで更新され、モバイル側で何をすべきか
• API設計なら、キャッシュ戦略やエラー時のハンドリング方針

バックエンド全体を理解しようとせず、境界線の理解に集中。
これだけでも議論に参加しやすくなりました。

わからない話題が出たときは、
「モバイル側だとこういう懸念があるんですが、どうなりますか?」
と質問を挟むようにしています。
理解も深まるし、議論に“自分の視点”を残せるようになりました。

5. 自己肯定感を保つためにやっていること

しんどい環境の中で、自分を保つためにやっていることがいくつかあります。
• 1日の終わりに「できたこと」を3つ書く(小さなことでもOK)
• 周りと比べない。代わりに“1つ学びを盗む”意識で過ごす
• 小さな改善や調査をチームに共有する(誰かに感謝される経験を増やす)

この3つを続けるだけでも、気持ちの波がだいぶ落ち着きました。

6. まとめ

優秀な人が集まる環境は、刺激的ですがしんどいです。
でもその分濃いです。

焦って全部を理解しようとせず、
自分がチームにどう貢献できるかを一歩ずつ見つけていく姿勢を維持していきたいっす。
ご覧いただきありがとうございました!

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