この記事を読む前に
- 本記事は筆者個人の学習記録であり、所属する大学や特定の団体の公式見解ではありません
- 記事の内容には十分注意を払っていますが、正確性や完全性を保証するものではありません
- 本記事を参考にする場合は、必ずご自身でも最新の公式情報等をご確認ください
- 本記事の利用によって生じたいかなる損害についても、筆者は責任を負いかねます
この記事でできるようになること
- 変数を使えるようになる
- データ型を理解できる
- 条件分岐を書けるようになる
- 繰り返し処理を書けるようになる
- 土木データを扱うための基礎を身につける
前回の記事は こちらから
今回の記事のコードをすぐに試したい方はこちらから
0. はじめに
前回はPythonの環境構築について紹介しました。
- Google Colab
- uv + VSCode
のどちらかでPythonを実行できる状態になったと思います。
今回はPythonの基本文法について学びます。
近年は生成AIの発達により、簡単なコードであればAIが生成してくれる場面も増えています。
一方で、AIが生成したコードを正しく理解・修正するためには、
- 変数
- データ型
- 条件分岐
- 繰り返し
といった基礎知識が欠かせません。
そのため本記事では、コードを書くためというよりも「コードを理解するため」の基礎を学ぶことを目的とします。
1. 変数
変数とは、データを保存しておくための箱のようなものです。
例えば橋の長さを保存したい場合は次のように書きます。
bridge_length = 120
print(bridge_length)
出力
120
= は数学のイコールではなく、
「右側の値を左側に代入する」
という意味です。
2. データ型
Pythonではデータの種類ごとに型が存在します。
代表的なものを紹介します。
| 型 | 2 | 3 |
|---|---|---|
| int | 整数 | 100 |
| float | 小数 | 12.5 |
| str | 文字列 | "Kobe" |
| bool | 真偽値 | True |
整数
traffic_count = 1500
print(traffic_count)
小数
river_width = 25.6
print(river_width)
文字列
city_name = "Kobe"
print(city_name)
真偽値
is_safe = True
print(is_safe)
3. 四則演算
Pythonでは電卓のような計算ができます。
a = 10
b = 5
print(a + b)
print(a - b)
print(a * b)
print(a / b)
出力
15
5
50
2.0
土木と絡めると例えば道路延長の計算などにも利用できます。
road1 = 120
road2 = 80
total = road1 + road2
print(total)
出力
200
4. 条件分岐
条件によって処理を変える場合は if を使います。
例えば降雨量を判定してみます。
rainfall = 120
if rainfall > 100:
print("大雨に注意")
出力
大雨に注意
else
条件に当てはまらない場合は else を使います。
rainfall = 50
if rainfall > 100:
print("大雨に注意")
else:
print("通常")
出力
通常
5. 繰り返し処理
同じ処理を何度も行う場合は for を使います。
for i in range(5):
print(i)
出力
0
1
2
3
4
土木っぽい例
5地点の測定データを順番に表示してみます。
depth = [1.2, 1.5, 1.8, 2.0, 1.7]
for d in depth:
print(d)
出力
1.2
1.5
1.8
2.0
1.7
6. リスト
複数のデータをまとめて扱う場合はリストを使います。
population = [1000, 1200, 1500]
print(population)
出力
[1000, 1200, 1500]
交通量や人口データなどを扱う際によく利用されます。
7. 簡単な演習
3地点の交通量データがあるとします。
traffic = [1200, 1500, 1800]
total = 0
for t in traffic:
total += t
print(total)
出力
4500
このように複数地点のデータをまとめて計算できます。
8. おわりに
今回はPythonの基本文法について学びました。
紹介した内容は
- 変数
- データ型
- 四則演算
- 条件分岐
- 繰り返し処理
- リスト
です。
これらは今後学ぶ
- pandas
- matplotlib
- GeoPandas
- 国土数値情報
- GIS解析
の基礎になります。
次回は、交通量や人口データなどの表データを効率よく扱うためのライブラリである「pandas」について学びます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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