この記事はYouTube動画「Don't Put Too Much Trust Into Online Influencers」の翻訳です。
元動画
私自身が大きく共感を得た上、プログラミング初学者含め多くのエンジニアに届けば良いと思い記事にしました。
※メールで連絡を取り、許諾を得ています。
はじめに
この記事ではReact Nativeをはじめ特定の技術を引き合いにした話が続きます。
しかし、決してReact Native含めそれぞれの技術や言語自体の是非を問うものではありません。
また翻訳者自身、React Nativeの開発経験はありません。
ネット上（特にインフルエンサー）の発信を信じ込み過ぎず、技術そのものに興味を持ち楽しむ姿勢が最も大事だということが本記事の主張です。
その点だけご理解頂きお読みください。
以下、翻訳文。
本文
皆さんこんにちは。この動画は予定外のものです。
今回は、YouTubeやTwitterなどで活躍するコンテンツクリエーターやインフルエンサーを信用しすぎている人たちについてお話したいと思います。
僕がこの問題に直面したのは、先週投稿したReact Native Crash Courseの動画です。
YouTubeやTwitterにたくさんのコメントが寄せられ、TechLeadが「React Nativeはゴ〇」と主張する動画を紹介されましたが、それは私の意見でも経験でもありません。
※「TechLead」という名前のチャンネルがあり、その中の動画であることを指しています。言及されている動画はこちらと思われます。
そのように主張しているのは他のタイトルでは再生回数を稼げないからであり、そのような人物に対して多くの人が信用してしまうのを見るのは悲しい。
僕が他のユーチューバーを悪い意味合いで取り上げるのは初めてです。普段は良いコンテンツを持っている人たちを宣伝します。
しかし…、うーむ、今回はとても腹が立った。React Nativeに特化したブートキャンプに1000ドル払って参加した人たちを知っているからです。数多の時間をかけてアプリケーションとポートフォリオを作って…。
多くの人たちは「React Nativeはゴ〇だ」と言うYouTubeでの主張が誰かの意見に過ぎないことを知っています。
しかし、非常に影響を受けやすい人が多くいることも理解しなければいけない。
彼の動画を観て、その主張を聖典のように受け取る人もいるだろう。
なぜなら彼は元Google、元Facebook、元LinkedIn、元Netflix、元Microsoft、またWalmartの技術リーダーでもある(笑)。
だからこそ、彼の主張を真に受けて自分のキャリアを完全に変えてしまうかもしれない。自分の目標を。何をしようとしていたのかを。
たった一つの動画が原因で。
えーと…、もちろん彼は自由だし、誰もが好きなコンテンツを作ることができる。
しかし、あなたがコンテンツ制作者ならば自分が発信するものに責任を持つことをお勧めする。
好きなことを主張するのは構わない。
例えば僕はPHPよりもNode.jsが好きだと言ったことがある。
しかし僕は「PHPは最悪だからやめとけ」などと言ったことはない。
自分のコンテンツに責任を持つべきだ。
僕はどこでも見かけるような「プログラミング言語トップ10」の動画を毎年作っていた。毎年どこにでもあるような。
すると、僕のフィードはこれらの動画でいっぱいになってしまったんだ。
2017年が最後だったと思うんだけど、再生回数が多くて僕のチャンネルで最も人気あるものの1つになった。
でも、これはでたらめだと気付いたんだ。
プログラミング言語に順位をつけることはできない。
なぜならそれぞれ全く異なるもので、異なることに使われているから。
JavaScriptとC++を比べることはできない。全く違うものなんだよ。
だから僕は個人的にそういう動画を作ることをやめた。
まだ作っている人を非難しているわけでは決してないし、トップ10の動画を作る良いクリエイターもいる。
しかし僕としては、誰の役にも立っていないと判断したんだ。
このチャンネルは最初から人々の役に立つことを目的としています。
人々がスキルを学ぶために、全てのビデオで何かしら学習します。
例えそれがVisual Studio Codeの拡張機能とか、小さなことであっても。
それは価値のあることだと思いますし、Net NinjaやMaximillian（Maximilian Dood？ or Maximillian？）など、世の中には本当に優れたクリエイターがたくさんいて、今ではウェブ開発に特化した新しいチャンネルもたくさんあります。
僕の「上位トップ20」ではなく、20のウェブ開発者のチャンネルをチェックしてフォローすべきだ。
他のクリエイターを宣伝するのは喜ばしくて、競争相手とは見ていない。
しかし、ただ否定的なことを言っているだけの人を見るとちょっと腹が立つね。
「企業で働くのは最悪」だとか「フリーランスで働くのは最悪」だとか色々あるけど、どっちが良いのか・何をすれば良いのか選択肢をくれずに「これはやめとけ」と言われる。
もちろん全てのものには悪い点はある。会社で働くことにも。
会社で働くことの悪い点、フリーランスになることの悪い点、簡単なことではない。
だからと言って、ネットで悪口を言っているだけでは何も解決しないし、何にもならないよ。
否定的なコンテンツを見続けていると30歳、40歳になるまで引きこもりになってしまう。
それをやめて、何かを学び自分の力で何かを成し遂げるんだ。
もし「飽和状態だからユーチューバーにはなれない」とか言う人の話を聞いていたら僕は今頃どうなっていただろうか。それは時間の無駄だ。
だから僕はコースを作り自分のやりたいこと、自分の好きなことをするようになったんだ。
人助けをしながら良い生活をしているよ。
「現実主義者になれ」とか「世間知らずになれ」とは言っていない。
開発に限らず、全ての物事にひどい部分はある。
しかしそんなことに気を取られてはダメで、あなたを助けてくれるポジティブなことに気を配るべきだ。
あなたを助け、あなたを望む場所へ導いてくれる。
僕はTechLeadや他の人を非難するつもりはありません。ただ自分の意見を言っているだけ。
「誰かを意見をあまり信用しすぎない方が良い」ということを伝えたいのです。僕も含めてね。
僕が作った動画、例えばチュートリアルコースを作っても「このコースを受けろ」とか「これを観ろ」とか「これを学べ」とは言いません。
欲しい人のためにあるだけです。
僕は自分のコンテンツに中立性を保ち、ある技術を他の技術よりも押し付けないようにしています。
本当に、僕は自分の好きなものを教えているだけだよ。
以上です。観てくれてありがとう。
※翻訳文、ここまで
末筆
動画のラストパートにNGシーンがあります。
「彼は元Googleで、元Facebookで…」の部分で吹き出してしまっています。
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