2022年におけるVRMとVCI環境導入について
はいどうも
VR SNS系で戸惑うのはSDK(ソフトウェア開発キット)の導入かと思います。
昨年も記事にしましたが、今年は動きがあったので今回も書いていきましょう。
因みにですが、プロジェクトに使用しているUnityやVRM、VCIのバージョンを上げる場合、
必ずバックアップを取っておきましょう。
またVRM、VCIは下位互換があるため、必ず最新である必要はありません。
変更点を確認してバージョンアップは必要に応じて行いましょう。
前提
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Unityの導入については昨年のを見ていただければおそらく大丈夫だと想います。
ただし、昨年と違いUnityHubのバージョンが上がり見た目が若干異なります。
また、インストールするUnityEditorのバージョンが異なりますので注意してください。参考:昨年の記事
https://qiita.com/sirohige/items/0b0a86cfdc7af18900e6
https://qiita.com/sirohige/items/32ad9a60ceb6ad80981a
○VRM
- VRMで使用するUnityEditorのバージョンを確認しよう。
ダウンロードはこちら。(https://github.com/vrm-c/UniVRM/releases)
2022/11末現在、必要なUnityは 「2020.3.xx系」 となっています。
UnityEditorはこちらをインストールしておきましょう。
Unityバージョンは記載されていないことが稀にあります、
その時は過去バージョンに記載されていないか確認しましょう。
VRMは改良が続けられており、正式版としてVRM1.0が2022年9月にリリースされました。
VRM1.0はドキュメントやSDKとしての機能の改良が続けられており成熟中とも言えるかもしれません。
そして2022年11月時点において VRM1.0はバーチャルキャストのスタジオでは使用できません。
配信者のほとんどはスタジオで行われているため、凸したいときはVRM0.xを使用しましょう!
※VRM1.0はルームは使用できます。バーチャルキャストで使用できないというわけではありません。
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プロジェクトの作成②
ウィンドウ上部にある「エディターバージョン」から、 「2020.3.xx系」 を選択しましょう。
その後、「プロジェクト名」を入力し、「プロジェクトを作成」をクリックしましょう。
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プロジェクトの作成③
あれやこれやと自動で処理が進み、Unityが起動しました。
画面下にある「Assets」にダウンロードしたVRMをドラッグ&ドロップにてインポートしましょう。
○UniVCI
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VCI前提バージョンを確認
URLはこちら(https://github.com/virtual-cast/VCI/releases)
Unityは 「2021.3.6f1」 VRMのときとバージョンが違うので注意してください。
また、UniVCIには前提としてUniVRMが必要です。こちらは 「UniVRM0.101.1」 となっています。
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UniVCIダウンロード
UniVCIとUniVRMをダウンロードしていきましょう。ページのちょい下にリンクがありますので
それぞれダウンロードしましょう。
たまにUniVRMのリンクが記載されてない場合がありますので、
過去のUniVCIバージョンから読み取る必要があります。
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プロジェクトの作成
基本的に上記にしたVRMと同じです。
エディターバージョンは 「2021.3.6f1」 を選択しましょう。
え?「2021.3.10f1」になってるって?ナンノコトカワカラナイナ。
なんか警告文が出ました。意味は分からないですが「Yes, just for these files」でよいかと思います
環境設定変更しますか?と聞いてきますので「Accept All」をクリックしましょう。
これで環境設定が完了です。
まとめ
今年はVRM1.0リリースやUnityエディタのバージョンが上がったりと色々な事がありました。
VR業界は常に変化が進んでいます。
毎年がVR元年!