一人アドカレ 8日目: Dufsの紹介

イントロ

前回Kodboxを紹介しましたが、redisとかMariaDBとか必要で、ちょっと重たいなと感じる人もいるかもしれません。

そんなあなたに紹介したいのがDufs！

簡易的なファイルビュー、アップロード、ダウンロード機能が備わっており、シンプルに使いたい人にはピッタリです。
逆にアップロードやダウンロード機能を止めたい、という場合でも簡単に無効化可能。
Basic認証を追加することも可能で、ユーザー別にディレクトリの権限を分けることも可能です。

Dufsの使い方

環境情報

$ docker version
Client: Docker Engine - Community
 Version:           29.1.3
 API version:       1.52
 Go version:        go1.25.5
 Git commit:        f52814d
 Built:             Fri Dec 12 14:49:51 2025
 OS/Arch:           linux/amd64
 Context:           default

Server: Docker Engine - Community
 Engine:
  Version:          29.1.3
  API version:      1.52 (minimum version 1.44)
  Go version:       go1.25.5
  Git commit:       fbf3ed2
  Built:            Fri Dec 12 14:49:51 2025
  OS/Arch:          linux/amd64
  Experimental:     false
 containerd:
  Version:          v2.2.0
  GitCommit:        1c4457e00facac03ce1d75f7b6777a7a851e5c41
 runc:
  Version:          1.3.4
  GitCommit:        v1.3.4-0-gd6d73eb8
 docker-init:
  Version:          0.19.0
  GitCommit:        de40ad0

前提条件

• Docker がインストールされていること
• Traefik が導入されていること(リバースプロキシサーバー)

手順

1. compose.ymlを作成します。

   domain.tldは自分の環境に合わせて変更してください。https://dufs.domain.tldでアクセスできるようになります。

   compose.yml

   services:
     dufs:
       image: sigoden/dufs
       container_name: dufs
       restart: always
       volumes:
         - /mnt/storage:/data
         - ./config.yml:/config.yml
       expose:
         - 5000
       command: /data --config /config.yml
       labels:
         traefik.enable: true
         traefik.http.services.dufs.loadbalancer.server.port: 5000
         traefik.http.routers.dufs.rule: Host(`dufs.domain.tld`)
         traefik.http.routers.dufs.entrypoints: websecure
         traefik.http.routers.dufs.tls: true
         traefik.http.routers.dufs.tls.certResolver: cloudflare
         traefik.docker.network: traefik-network
       networks:
         - traefik-network
   
   networks:
     traefik-network:
       external: true
   

2. config.ymlを作成します。

   config.yml

   bind: 0.0.0.0
   ports: 5000
   
   # 検索など一部の機能は無効化
   allow-all: false
   allow-upload: true
   allow-delete: true
   allow-search: false
   allow-symlink: false
   allow-archive: true
   enable-cors: true
   render-index: false
   render-try-index: true
   render-spa: true
   
   auth:
     # guestユーザーは読み取り専用、adminユーザーは読み書き可能
     # opensslを使ったハッシュパスワードもサポートしている
     - guest:guest@/
     - admin:admin@/:rw
   

3. コンテナを起動します。

   docker compose up -d
   

   https://dufs.domain.tldにアクセスすると、Dufsの画面が表示されます。

Dufsの感想

• 良いところ
  • シンプルでセットアップが簡単
  • 軽量で高速に動作する
  • 簡易的なアップロード、フォルダの中身を見たい場合などに最適
  • WebDAVもサポートしている
• 不満・使いこなせていないところ
  • 大規模なファイル管理には向いていない
    • resticのバックアップに使っていたが00~ffの256フォルダに分かれているとフォルダ一覧でエラーになったりする

以上、Dufsの紹介でした！
ウルトラスーパーシンプルで軽量なファイルマネージャーです。多くのファイルを管理しない、認証は簡易的でいい場合などにはピッタリですので、ぜひお試しあれ