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プライベートリポジトリをパスワードで限定公開するアプリを作った

Last updated at Posted at 2019-11-25

GitHubのプライベートリポジトリを不特定多数に公開したい時ってありません? 私はあります、書類選考など。
不特定多数だから一人一人招待は無理だし、パスワード認証程度でいいんだけどなあと思いながら、
GitHubの設定でどうにかできないかと調べてみたんですが、ダメですね、なかったです。かなしいです。

クソみたいなリポジトリなんてどうせ誰も見ないんだからパブリックにしちゃえば?と思われるかもしれません。
パブリックはなんか嫌だし、私が作ったものはクソじゃないし、百歩譲ってクソだったとしても自分のクソを全世界に公開する趣味はないです

なので作りました。他になさそうだったので。

http://35.233.244.144/
(クリックしても飛べない場合URLをコピーしてみてください)

GitHubのリポジトリはこちら

ss.png

MineSweeper3Dのみパスワード公開してます。「unity」

これなに?

Webアプリケーションです。
使用技術は
フロント:React
サーバー:Golang echo
DB:Mongo
これはGCEのインスタンスの中のDockerで動いてます。
Webサービスではないので自分のリポジトリに適用させる場合はサーバー立ててCloneして云々が必要です。

なぜWebサービスにしなかったのか

これはGitHubのアクセストークンを使用し、プライベートリポジトリを取得してきています。
悪意のある運営者であれば、サービスを使用した人のプライベートリポジトリを取得できます。
それって気持ち悪くない? 私だったら利用しません。なのでWebサービスにはしませんでした。

どのように動いているのか

GitHub APIではアクセストークンを使用してリポジトリのファイルを取得できます。トークンは生成する必要があります。
https://api.github.com/repos/ユーザー名/リポジトリ/contents?access_token=トークン
みたいな。最初のディレクトリしか出ないので全て取得するにはディレクトリかを判別して再帰的に繰り返す必要があります。

サーバーを立てる前にGolangで対象のリポジトリをクローリングするところから始まります。
./repo -repo yourrepo -expire 2020-02-02 -password yourpassword
こんなコマンドをサーバー内で実行します。
これはプロジェクトのファイル一覧を再帰的に取得してDBに入れています。

あとはサーバーを立ててパスワード認証をして、認証に成功したらファイルを表示させてます。
ファイルは逐一GitHub APIを介してます。
用途としては、プライベートリポジトリの完全なミラーが目的ではなく、パスワード認証して限定公開が主目的だからです。
コマンド実行時のディレクトリ構造を保存し、そのパスをもとにファイルにアクセスしています。

全体的に難しいことはしてません。

ss2.png

まとめ

本当に技術的に気になりましたらソースを見てください。
私のようにプライベートリポジトリを限定公開したいという人がいましたら、これを使うなり、使わなくともこれが参考になればと思い、記事をしたためました。
調べても同様のものが見つからなくて絶望した過去の私のような人間が一人でも救われるのであれば幸いです。

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