これは何?
Linux系ディストリビューションではKindleクライアントアプリはサポートされていない。
しかし、Linux系端末でもKindleを読みたいユースケースはあると思う。
そこで、WineHQというWindows Emuratorを使い、Kindleのクライアントアプリを使う手順をメモ程度に記載する。
セットアップ方法
基本的には、こちらの記事を参考に実施した。ただし、一部バージョンを上げるなど対応が必要だった。
WineHQ 8.0.1~jammy-1をインストール
sudo dpkg --add-architecture i386
sudo mkdir -pm755 /etc/apt/keyrings
sudo wget -O /etc/apt/keyrings/winehq-archive.key https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key
sudo wget -NP /etc/apt/sources.list.d/ https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/dists/$(lsb_release -sc)/winehq-$(lsb_release -sc).sources
WineHQのv7系は後述のwinetricks
に対応していないため、v8を使用した。
export WINEVERSION=8.0.1~jammy-1
sudo apt install winehq-stable=$WINEVERSION wine-stable=$WINEVERSION wine-stable-amd64=$WINEVERSION wine-stable-i386=$WINEVERSION
winetricks
インストールして日本語fontをインストールする
sudo apt install winetricks
sudo winetricks --self-update
Executing cd /usr/bin
20250102-next - sha256sum: d2981475cd3bbc39d243198d1f64894b765b6ad040dfdcfe9edfc0943dad0d56
winetricks -q cjkfonts vcrun2013
Kindleクライアントアプリをダウンロードする
最新のKindleは使用しなかったので、Kindle 1.40.65535を使用した。
WineHQでKindleアプリを起動し、ログインする
wine KindleForPC-installer-1.40.65535.exe
Kindleログイン時に、電話番号によるpinコードの認証がうまく使えなかったので、Google Authenticatorによる二段階認証に切り替えたところうまくいった。
Kindleクライアントアプリにアップデートがかかると面倒なので自動アップデートを外しておく。