ITインフラエンジニア 14年目 の転職記です。
◉ 自身の概要
【企業形態】JTC(Japanese Traditional Company)
【業種】総合電機メーカー、お客さんが金融系(銀行・保険)で顧客先常駐
【職種】ITインフラエンジニア
【経歴】新卒から14年間
◉ 転職を考えた理由
キャリア面の課題
・管理業務中心になり、技術志向を活かしにくい
・コミュニケーション力や遂行力、企画力を伸ばしたい
・年功序列で年収の伸びが小さい(税金だけが増えていく現状)
・自社製品の需要が薄くなっていき、さらには自社製品の強みも薄くなっていた
働き方の違和感
・金融SESの常駐型モデルに疑問
・金融業界の変化が遅く、将来性に不安
◉ 転職時に重視した条件
企業選び
・独自の強み(≠ITサービス)を持つ企業
・将来の医療・メディカル・ヘルスケア領域を見据える
・強み・やりたいこと確立中のためベンチャーは回避
働き方
・チーム推進を重視し外資は選択せず
・コンサルや時間切り売り型ビジネスを避ける
・年収は現状維持で十分(高望みしない)
・柔軟な働き方を希望し、完全出社は避ける(ただし、完全テレワークである必要はなし)
◉ 活動中の気づき
市場の特徴
・求人は多いが変動が速く(フロー求人)、タイミングが重要
エージェント経験
・有能な担当者には出会えず(こちらの意図を理解してない)
・前職近似ポジションを勧められがち(外資、コンサル、電機メーカー・ネット銀行系は多く勧められた)
情報の扱い
・口コミは非IT視点が多く参考にしにくい場合あり
・JTCの年収は役職と年次に依存している
自己理解および転職のやり方
・軸や進め方が固まっていないと苦戦する。そのために、打つ数は増やしたい。
◉ 転職後に前職に対して感じたこと
組織文化の違い
・前職はプロフィットセンター、現職はコストセンター
→求められる働き方が大きく異なることを知る。特にはKPIが獲得案件規模や利益ベースでない点。
業務管理の差
・前職の勤怠管理や運用が過度に複雑だったと実感。時間をどの案件から抽出するかを毎回指定していたのは負荷だった。
組織効率性
・役割不明な人が多く、人件費構造(≒コストセンター要員)が重い。謎の事務処理係、秘書、報告用の経理担当など不要すぎた。
・非効率が年収水準の低さ(≒中抜きの多さ)につながっていたと感じた
・内部手続きにいそしむ営業(新規案件取ってくるか、お客と仲良くなってきてよと思う)
・みんなのモチベーションがそこまで高くなかったように思う。また、やりたいことは各々持っていた。
◉ 最後に
現在の場所に居続ける理由は常に評価し、
・諸先輩にロールモデルがいない
・ここで輝く画を想像できない
と感じたら、そのときは離れるタイミングかもしれません。
自分が転職したい、と思ったら転職するタイミングかもしれないですが、求人は浮き沈みが激しいため、自分が行きたい求人がないかは常に見続けたほうが良いです。
選択肢が多いように感じるかもしれないですが、アラフォー転職は想像より難しいのが現実です。年齢然り、求められる能力然り、求人とのマッチ度合い然り。
ただし、焦らず。気長にやりましょう。