始めに
ec2上でWordPressを運用しています。最近アクセスが増えまして、t2系ですので負荷の制限にかかって重くなってしまうことが多々ありました。
クラウドの良い所であるスケーラビリティがあまり活かせず、単純にインスタンス上げるだけだとお金だけかかってコスパが悪かったです。
「改善の為にKUSANAGI良いらしいよ」と聞いたので乗り換えることにしまして、その作業ログです。
何か間違いなどがあれば、指摘して頂ければと思います。
結果
ec2のデフォルトのモニタリングでのCPU使用率が 30% から 3% になりました!!
KUSANAGIとは
プライム・ストラテジー株式会社が開発、構成するWordPressを高速に動作させるための仮想マシンおよびそのイメージです。WordPressの実行時間3ミリ秒台、秒間1000リクエストをページキャッシュ非使用で実現する世界最高速クラスのWordPress実行環境です。
作業ログ
1.awsでec2を立ち上げます
オフィシャルの言ってる通りにKUSANAGI for AWSを使いつつ立ち上げましょう。
ストレージサイズ・セキュリティグループ等は既存のec2を参考に設定してください。
ここで注意点ですが、sshの際のuser名はec2-userではなく centos です!
ここで立ち上げたものを kusanagi.example.com としましょう。既存のサーバーは wp.example.com とします。
2. wp.example.comのファイルをkusanagi.example.comに移行する
まず、wp.example.com から kusanagi.example.com にscpできるようにします。
wp.example.com でssh keyを作っていない場合は $ ssh-keygen -t rsa
など行って、それでできたpublic keyを kusanagi.example.com の ~/.ssh/authorized_keys
に貼り付けます。
無事に2つのサーバーがsshで繋げられるようになったら、移行予定のファイルをzipしましょう。
$ zip -r wordpress.zip /var/www/wordpress/
zipが完了しましたらscpでwp.example.comからkusanagi.example.com へファイルをコピーします
$ scp wordpress.zip centos@kusanagi.carnny.com:~/
これでファイルの移行が完了です。
3. kusanagi.example.comでWordPressの起動準備をする
kusanagiを使ってのもろもろのインストールがあります。オフィシャルに従って進めてください。
kusanagiの準備が完了したら、あとは届いたファイルをunzipして通常通りwordpressの起動準備をしてください。