はじめに
CAIプロセスをREST V2接続のエンドポイントとして利用すると次のような動作確認ができるため、REST V2接続を対象とした製品動作の理解を深められます。
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MOCKサービスとしての利用
開発時・サポート業務において、実際のシステムにアクセスできない場合に、想定するレスポンスを出力フィールドとして定義することで、MOCKサービスとして利用できます。 -
エンドポイントで待たされている場合の動作
CAIプロセスの待機ステップを利用して、レスポンスが得られるまでに想定以上の時間を要した場合のREST V2接続の動作を確認できます。 -
想定しないHTTPレスポンスコードが帰された場合の動作
CAIプロセスの終了ステップで任意のHTTPレスポンスコードを返すことで異常時のREST V2接続の動作を確認できます。
この記事では、CDIのREST V2接続で動作確認のためのCAIプロセス利用手順を確認します。
なお、この記事は次の記事の内容を理解していることを前提としています。
CAIプロセスをREST V2接続で利用する
動作確認用のCAIプロセスの作成
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CAIプロセスを次の設定で作成します。
- 名前を recipe-pca-CDITest とする
- 匿名アクセス を許可する
- クラウドサーバー にデプロイする
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タイプ=テキスト の入力フィールド input を定義します。
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タイプ=テキスト の出力フィールド out を定義します。
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次のようにステップを配置します。

各ステップは次のように指定します。-
ディシジョンステップ ... 入力フィールド input の値が
1であることを条件に分岐する -
割り当てステップ ... 出力フィールド out に
200を指定する -
終了ステップ(上側) ... HTTPステータス
200を指定する(規定の設定) -
終了ステップ(下側) ... HTTPステータス
500を指定する
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ディシジョンステップ ... 入力フィールド input の値が
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保存してパブリッシュします。
REST V2接続の作成
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CAIプロセス recipe-pca-CDITest のプロパティの詳細画面よりSwaggerファイルを取得してSecure Agent実行環境に保存します。

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REST V2接続を作成します。

今回の例で指定が必要なフィールドは以下の- 接続名 ... 任意の接続名を指定します。
- ランタイム環境 ... REST V2接続を実行するSecure Agent環境を指定します。
- Authentication ... Standard を指定します。
- Swagger File Path ... Swaggerファイルを保存したパスを指定します。
マッピングの作成
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ソースTX(トランスフォーメーション) を選択して 接続 に作成したREST V2接続を指定します。操作 には recipe-pca-CDITestOperation を指定します。
要求メッセージ では 要求メッセージのテンプレート を利用して 要求メッセージ を次のように指定します。

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ソースTX と ターゲットTX のパスをつなげます。

パスをつなげると出力グループの設定が表示されるので root を選択します。

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ターゲットTX にて出力先の設定をします。今回はFlat File接続にて実行時にファイルが新規作成されるように指定しました。

マッピング実行時の動作確認
マッピングを実行すると、次のようにCSVファイルが作成され、期待とおりに動作していることを確認できます。
$ cat tgt_ProcessCDITestOperation.csv
"out"
"200"
次にマッピングの ソースTX にて要求メッセージを次のように変更後にマッピングを実行して動作を確認してみましょう。この場合、CAIプロセスはHTTP Response 500を返すように構成していました。

マッピングを実行してみると、REST V2接続での処理要求時にはHTTPレスポンス500が返ってくるはずですが、マッピングタスクは 成功 となっています。製品としては期待した動作ですが、ユーザー視点ではマッピングは 失敗 となってほしいところです。

なお、このマッピングが成功する動作については以下のKBでも概要や代替実装方法についての紹介があります。
- HOW TO: Run IICS tasks using Rest V2 complete with status as 'Failure' when the API call fails with an error
- HOW TO: Handle Non-200 HTTP Status Code Error in a mapping using REST V2 Connection
おわりに
今回はCAIプロセスを利用してHTTPレスポンス500が返される場合のREST V2接続の動作確認をしました。このように、CAIを使うことでCDIの動作確認が可能です。
