フリーランスで活躍されているITエンジニアの皆さん、こんにちは!
僕も昨年フリーランスになりたてのエンジニアです。
実は年末年始の時間を利用して、個人事業主向けの会計ソフト を作りました。
複式簿記で、青色申告で確定申告を済ませたい、そこのあなた。
無料なので、どうぞご利用ください。
作ったもの
なぜ作ったか
フリーランスになると、会社員時代にはなかった煩わしさがつきまといます。
会計、確定申告、証憑管理...
だからといって、クラウド会計サービスを使うと年間数万円の出費になり、
さらに追い討ちをかけるように・・・・
- AIサービスのサブスク
- クラウドサービスのサブスク
- インボイス制度で消費税の納付義務
頭痛いっすよね?
なので、僕と同じ悩みを持つ、フリーランスエンジニアに捧げます。
主な機能
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| 複式簿記 | 複合仕訳、消費税区分対応 |
| 青色申告決算書 | 4ページ全て生成可能 |
| 証憑管理 | PDFを仕訳に紐付け、自動リネーム |
| 帳簿出力 | 総勘定元帳、試算表、損益計算書、貸借対照表 |
| ローカル保存 | IndexedDB + File System Access API |
| PWA対応 | オフラインでも動作、インストール可能 |
技術スタック
SvelteKit + Svelte 5
TypeScript
IndexedDB (Dexie.js)
Tailwind CSS + shadcn-svelte
PWAなので、データは全てローカル保存です。
サーバーにデータを送信することはありません。
気になる方は、ブラウザのDevToolsで確認してください。
Application → IndexedDB に全データが入っています。
アーキテクチャ
全体構成
完全ローカル完結のアーキテクチャです。
サーバーは静的ホスティング(GitHub Pages)のみ。
データは全てブラウザ内に保存されます。
| 選択 | 理由 |
|---|---|
| IndexedDB | 大量の仕訳データを高速に検索 |
| File System Access API | PDFをローカルに保存、自動リネーム |
| PWA | オフライン動作、インストール可能 |
| SvelteKit (静的出力) | サーバー不要、GitHub Pagesでホスト |
証憑管理フロー
設定で、"証憑(PDF)の保存先" を、"ローカルフォルダに保存(推奨)" にした場合の証憑管理フロー
ポイント
- 仕訳入力と同時にPDFを添付
- ファイル名を電子帳簿保存法の要件に合わせて自動生成
- 仕訳とPDFが紐付いた状態で保存
- 後から検索しても、すぐに証憑を確認できる
電子帳簿保存法対応
証憑(領収書・請求書のPDF)を仕訳に紐付けると、
自動でリネームして保存します。
請求書.pdf
↓
20251015_通信費_11000_NTT.pdf
「取引日」「勘定科目」「金額」「取引先」で検索可能な状態になるので、
電子帳簿保存法の要件を満たせます。
開発プロセス(AI駆動開発の実際)
この会計ソフト、Claude Codeとの協業で1週間で作りました。
いわゆる「Vibe Coding」というやつです。
使用したツール・MCP
| ツール | 用途 |
|---|---|
| Claude Code | メインの開発パートナー |
| Svelte MCP Server | Svelte 5 / SvelteKitのドキュメント参照 |
| shadcn-svelte MCP | UIコンポーネントの実装 |
MCPの活用
例えば、Svelte MCP Server の場合、AIが最新のドキュメントを参照しながらコードを書いてくれる ので、
フレームワークのバージョン違いによるハルシネーションが減ります。
1週間の開発タイムライン
| 日 | 内容 | 使用MCP |
|---|---|---|
| Day 1-2 | 環境構築、IndexedDB設計、基本CRUD | Svelte MCP |
| Day 3-4 | 複合仕訳、PDF添付、消費税区分、PWA | Svelte MCP, shadcn-svelte |
| Day 5-6 | 総勘定元帳、試算表、P/L、B/S | Svelte MCP |
| Day 7 | 固定資産台帳、青色申告決算書 | Svelte MCP |
AI駆動開発で意識したこと
1. ドメイン知識は自分で持つ
❌ 「青色申告の決算書を作って」
✅ 「損益計算書の1ページ目、以下の項目で作って。
売上高は課売10%の貸方合計、
経費は各勘定科目ごとに集計して...」
簿記・税務の知識はAIに丸投げせず、自分で調べて指示しました。
2. MCPでコンテキストを与える
Svelte 5は2024年にリリースされたばかり。
Claude単体だと古い書き方(Svelte 4以前)を提案することがあります。
Svelte MCP Serverを使うことで、
最新のrunes記法($state, $derived, $effect) で実装できました。
3. 段階的に進める
一度に全部作ろうとせず、フェーズを分けて実装。
各フェーズで動作確認してから次へ進む。
Phase 1: 仕訳入力・証憑管理
Phase 2: 帳簿・決算書類
Phase 3: 青色申告決算書
注意事項
- Safari非対応: File System Access APIが使えないため、証憑のローカル保存ができません
- 自己責任で: 税務の最終判断はご自身または税理士にご確認ください
- バックアップ推奨: 定期的にJSONエクスポートをおすすめします
フィードバック募集
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GitHubのIssueやコメントでお待ちしています🙏
同じフリーランスエンジニアとして、一緒に確定申告を乗り越えましょう!
