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同じ端末上で Github のアカウントを複数使用するための設定

Last updated at Posted at 2019-10-16

Github の練習でコンフリクト状態を発生させようと思い、当初は複数の Github アカウント使用を考えていましたが、実は通常できないことが分かりました。

調べて色々試した結果できるようになったので、メモとして残しておきます。

ゴール

同じ端末(例えば同じノート PC)上で、複数の Github アカウントを使用できるようにします。

前提

既に 1 つの Github アカウントが使用できる状態であることとします。

環境

  • OS :Windows (ノート PC)
  • Git:git version 2.20.1.windows.1

やること概要

新しい Github アカウント取得時に使用するメールアドレス取得
 ↓
新しい Github アカウント取得
 ↓
SSH キー作成
 ↓
公開鍵の内容を新しい Github アカウントに登録
 ↓
「config」ファイル修正
 ↓
Visual Studio Code のターミナルで情報登録
 ↓
ファイルを push

あくまで例ですので、ご自分のアカウント、メールアドレスに置き換えてください。

  • 作成する新しい Github アカウント : testb

  • 新しい Github アカウント (testb) に紐づけられたメールアドレス : testb@gmail.com

  • 作成する SSH キーのファイル : b_rsa

やること詳細

(1)既に持っている Github アカウントに紐づけているメールアドレスとは異なるメールアドレスを取得します。
 ⇒Google にて、例示している「testb@gmail.com」を取得します。
  (取得方法については、今回の本筋から逸れるため、割愛します。)

(2)Github サイト にて、(1) で取得したメールアドレスを使用して新しいアカウントを取得します。
 ⇒例示している「testb」を取得します。
  (取得方法については、今回の本筋から逸れるため、割愛します。)

(3)最初に Git をインストールして使用できる「Git Bash」を起動し、SSH キーを作成します。
 
 ssh-keygen -t rsa -b 4096 -C "testb@gmail.com" -f ~/.ssh/b_rsa
 ⇒例示している「b_rsa」で作成します。

 実行後、.ssh 配下に「b_rsa」と「b_rsa.pub」の 2 ファイルが作成されていることを確認します。

(4)「testb」で Github にログインし、「b_rsa.pub」の中身を登録します。
 
 1. Github 画面右上のユーザのマークをクリックし、「Settings」をクリックします。
 2. 画面左側の「Personal settings」の一覧の「SSH and GPG keys」をクリックします。
 3. 「SSH keys」の項目の「New SSH key」をクリックします。
 4. 「Title」に識別しやすい文字列、「Key」に「b_rsa.pub」の内容をコピペして、「Add SSH key」をクリックします。
  ⇒「SSH keys」の項目に登録した情報が表示されていることを確認します。

(5)「config」という名前のファイルに、以下の内容を追記して保存します。

Host の部分には、任意の文字列を指定します。

~/.ssh/config(追記内容のみ記載)
Host b
HostName github.com
Identityfile ~/.ssh/b_rsa
Port 22
User git

(6)Visual Studio Code で push するデータが含まれるフォルダを開いて「Ctrl + Shift + @」でターミナルを表示し、以下を実行します。
  
  git init
  git remote add origin git@b:testb/test1.git
  git config --global user.name "testb"
  git config --global user.email testb@gmail.com

 「git@b:testb/test1.git」の部分については、以下の通りです。
  - b :(5) で config ファイルに追記した「Host」の部分と同じ内容
  - testb :(2) で取得した Github アカウント名
  - test1.git:作成済みのリポジトリ名

  設定登録後は次のコマンドを実行し、「user.name」「user.email」「remote.origin.url」の項目から、正しい情報が登録されていることを確認します。
  
  git config --list

 なお、user.name と user.email については、操作する Github アカウントを変えるたびに実行し、その Github アカウントのものに変更する必要があります。

★★★★ここまででひと通りの設定は完了です。

(7)(6) で情報を登録後に、ファイルを push する場合は、以下のコマンドを実行します。

  git config --global user.name "testb"
  git config --global user.email testb@gmail.com
  git add .
  git commit -m"コミットメッセージ"
  git push origin master

参考にした URL

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