本記事では、GCP未経験から3週間でProfessional Data Engineer試験に合格するまでに実践した勉強法・教材・試験当日の注意点などをまとめています。
はじめに
自己紹介と受験の動機
未経験でデータ分析職に転職して5年目となりました。データ領域のプロフェッショナルとして企業に常駐し支援する仕事をしています。
これまで分析レポートの作成、機械学習モデルの開発、ダッシュボード構築など、いろいろな案件に携わってきましたが、今回新たにGoogle Cloudを活用したデータ基盤の構築に関わり始めました。
Google Cloudもデータ基盤の構築もはじめての経験のため、急いでキャッチアップする必要があり、それなら資格をとってしまおうと思い、今回の受験に至りました。
(1年目にいろいろ勉強したときの記事はこちら)
試験の概要と出題範囲
以下の分野について具体的なサービスとその使い方、また複数サービスの組み合わせなどのベストプラクティスについて問われます。(多肢選択式)
- データ処理システムの設計
- データの取り込みと処理
- データの保存
- 分析用データの準備と使用
- データ ワークロードの管理と自動化
(詳しくは公式サイトを参照)
前提スキルと受験時の状況
- BigQueryを触りだして2か月程度、その他のGCPサービスは利用経験無し
- 他のGCP認定資格の保有なし
使用した教材
サービスの概観を知ることが目的だったのでUdemyのハンズオンはスキップしました。
またUdemyの講座は2024年の試験範囲改定で追加されたサービスが含まれていないので公式ドキュメントで補いました。
| 形式 | 詳細 | |
|---|---|---|
| 1 | 書籍 | 改訂新版 Google Cloudではじめる実践データエンジニアリング入門 |
| 2 | 模擬試験 | 公式模擬試験 |
| 3 | Udemy | Google Cloud認定 Professional Data Engineer(PDE) 対策トレーニング |
| 4 | 公式ドキュメント | Datastream / Dataform / Workflows / Analytics Hub / BigQuery Omni / BigLake / AlloyDB |
| 5 | 記事 | 【Professional Data Engineer】試験直前対策!これだけは覚えておこう! プラス 5 点で合格を勝ち取る! |
3週間の勉強スケジュール
- 1週目:書籍を読んで全体像の把握 + 公式模擬試験で試験の形式を掴む
- 2週目:Udemyの動画講義で各サービスについて理解を深める
- 3週目:Udemyの問題演習 + 公式ドキュメント + 直前対策の記事で問題に慣れる
試験当日の流れ
- テストセンターで受験
- ※身分証明書が2つ必要なので要注意!!
- 120分試験で15分程度残して終了
- 試験提出後は合格/不合格が画面に表示されます
- 画面は暫定結果で確定版は数日後にメールが送られてくる
- スコアの開示はない
参考:Google Cloud 認定資格に関するよくある質問
合格のポイント・所感
資格試験はどれにもあてはまるかもしれませんが、やはり問題演習で考え方を身につけるのが重要だったと感じます。
「この条件ならこのサービス」、「このサービスを使うならここがポイント」、というようなことを頭になじませることで合格に近づき、実務にも生きてくると思います。
今回の勉強を機に、Google Cloudでできることを広く知ることができたので早く実務で試してみたいと思います。
その際には今回はスキップしたUdemyのハンズオンも役に立ちそうです。