この記事はAIの力を使用せず、手動で書いています。
概要
2025年8月5日にOpenAI社が、低コストで強力な実世界パフォーマンスを実現する2つの最先端のオープンウェイト言語モデルのgpt-oss-120bとgpt-oss-20bをリリースしました。
gpt-oss-120b モデルは、単一の80GB GPU で効率的に稼働しながら
とあるので、gpt-oss-120bは最強PCを持っている方でないと試せなそうですが、、、
gpt-oss-20b モデルは、一般的なベンチマークで OpenAI o3‑mini と同様の結果を出し、わずか16 GBのメモリを搭載したエッジデバイスで実行でき
gpt-oss-20bでは、当方の所持しているM4 Macでも動作させられそうです!!しかも、o3-miniと同等とのこと!!
ということで、実際にインストールから実行まで最速で試してみます。
実行環境
- CPU : Apple M4
- メモリ : 16 GB
- OS : MacOS15.5
手順
gpt-oss-20bを使用するために、LM Studioをインストールします。
これは、ローカルでLLMを簡単に実行・対話できるGUIツールで、gpt-ossのようなOSSのモデルを誰でも試せることを目的としたアプリケーションです。
1. LM Studioのインストーラーをダウンロードする
2. ダウンロードしたLM-Studio-0.3.22-2-arm64.dmg
を実行
3. LM StudioをApplicationsに移動してインストール
4. 起動すると初期設定が必要なので、レベルはUser
とします。
5. 続いて、gpt-oss-20b
のモデルをダウンロードしていきます。(12.11GBもある。。)
6. ダンロードが完了したらチャットを開始できます!
7. Chatの画面にいくと、画面上部にどのモデルを読み込むか選択することができるので、ここでgpt-oss-20b
を選択してください。
これで、ローカルでLLMが使用できるようになりました!!
ためしに、以下のプロンプトでgpt-oss-20bのことについて聞いてみました。
gpt-oss-20bについて簡潔にまとめて
↓ 以下出力です!
GPT‑Oss‑20B(OpenAI 社が公開した 20 億パラメータの言語モデル)
項目 | 内容 |
---|---|
概要 | 2023年頃にリリースされた、Transformer ベースの大規模言語モデル。GPT‑4 の前段階で、OpenAI が公開した「OSS(Open Source Software)」バージョン。 |
パラメータ数 | 約 20 億(2.0B)パラメータ。 |
アーキテクチャ | GPT‑3 と同様の自己回帰型 Transformer。LayerNorm、残差接続、位置エンコーディングは標準的。 |
学習データ | 2021 年までに公開されているインターネット上のテキスト(WebText、Common Crawl 等)。 |
性能 | ベンチマークでは GPT‑3 の「davinci」レベルと同等程度で、自然言語生成・推論タスクで高い品質を示す。 |
用途 | チャットボット、文章要約、コード生成、質問応答など、多様な NLP タスクに利用可能。 |
ライセンス/アクセス | GitHub 上の OSS 版として公開されており、MIT ライセンスで自由使用・改変が可能。ただし、商用利用には別途契約が必要になる場合も。 |
主要な違い(GPT‑4 との比較) | • パラメータ数は大幅に少ない • 推論速度は速い(リソース効率良好) • 一部高度な推論・マルチモーダル機能は欠如 |
簡単に言うと、GPT‑Oss‑20B は「中規模だが実用的な大規模言語モデル」で、オープンソースとして手軽に導入できる点が特徴です。
トラブルシューティング
メモリに余裕のない環境だと以下のエラーが出てしまうことがあるので、解消方法も書いておきます。
Model loading aborted due to insufficient system resources. Overloading the system will likely cause it to freeze. If you believe this is a mistake, you can try to change the model loading guardrails in the settings.
これは、Model Loading guardrails
によってメモリ制限に引っかかっているので、マシンのメモリを解放してやるかModel Loading guardrails
の設定を変更してやります。
Model Loading guardrails
の設定をOFFにすれば読み込みには引っ掛からなくなると思いますが、PCがフリーズする可能性もあるので自己責任でお願いします。
ちなみにUserの状態だとSettingsを開いてもguardrailsの設定が表示されないので、Power User
に変更後にSettingsを確認お願いします。