自己紹介
はじめまして。普段はフリーランスエンジニアとして活動しています。
私は開発などでよく AI を触っているのですが、そのなかで ChatGPT や Midjourney 等の画像生成 AI のレベルの高さに驚き、「こんなにいいイラストが生成できるなら、何かに活用できないともったいない!」と思い、実際にカード化できないかと考えました。
🧙♂️ 作成のきっかけ
最近、10年ぶりくらいに友人とカードゲーム(※某デュ◯マ)をプレイしました。
「なんか…今のカード強すぎじゃない?」
「ルール多すぎて1ターンで日が暮れるんだけど…?」
そんな気持ちになりつつも、やっぱりカードゲームって面白い。
「このまま新しくカードゲームが出てくるのを待つより、自分で面白いと思えるカードゲームを作ってみるか!」と思い、AI をフル活用してカードゲームを自作することにしました。
💡 やったことリスト(AI と自分の分担)
※100% AI に任せきりでやるのではなく、基本は AI と壁打ちしました。
タスク内容 | 担当者 |
---|---|
ゲームルールの草案作成 | ChatGPT |
キャラクターの能力と設定 | ChatGPT |
キャラクターのイラスト生成 | 画像生成 AI(Midjourney、ChatGPT) |
実際のカードデザイン制作 | 自分(Canva) |
サイト・カード検索機能の開発 | 自分(Rails) |
🧠 ゲームルール(ほぼデュ◯マ)
完全オリジナルとは言い難いんですが……
“だいたい”デュ◯◯マスターズです(笑)。
意識した点としては、カード40枚だけで遊べることです。
今のカードゲームってもう20年とか続いているので、ルールが複雑化したり、メインデッキ40枚以外にもカードやツールが必要だったりします。
独自性を求めて複雑にしすぎると遊べなくなると思い、「やっぱりデュ◯マのルールが完成されていてすごいな」と感じました。
ただし以下のような点は独自ルールにしました
-
祭壇召喚システム
エネルギーチャージか祭壇にカードを置く(使える属性を増やす)のトレードオフ -
勝利条件
相手のコア(シールド)を7枚破壊したら勝利 -
色の属性
赤・青・黄・緑・白・紫
カードには「噂」「物語」「叙事詩」「伝説」「神話」などの厨二ランクをつけて世界観を大事にしました。詳しくはルールブックをご覧ください。
🎴 カードの一例
画像生成 AI に「炎属性の双頭の龍を生成して」と、中二病全開ワードを突っ込んだら、驚くほどカッコいいイラストが出てきました。
Canva でテンプレ化して、名前や能力を埋め込むだけで映えるカードが爆誕。
🛠 使用した技術スタック
技術 | 用途 |
---|---|
Firebase Hosting | 画像ホスティング |
Ruby on Rails | API |
Next.js | 画面 |
Canva | カードのデザイン制作 |
最初は GitHub に画像を置こうとしたら容量オーバーで怒られました。
Google Drive や S3 も考えましたが、単純な URL 指定(images/1.png
みたいな)で手軽に運用したかったので Firebase Hosting を選びました。
バックエンドはRailsで普段から使い慣れていることと、サクッとサイトを作りたかったためです。
フロントエンドはNext.jsとTypescriptを使っています。
理由としてはデッキのシュミレーター機能を作りたくて、そうなってくると画面の更新が頻繁に発生するので、state管理が楽に行えるNext.js(React)が相性良かったです。
デプロイ先
railsはrender.com
nextjsはVercel
どちらもサクッとデプロイできるのがめっちゃ便利ですね。
Canva はあまり使ったことがなかったのですが、とても使いやすかったです。
カードのデザインに必要な素材は Adobe Creative Cloud 等から取得しました。
https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html
🔮 今後の展望
- 第2弾のカードも作ってみたい
- 実際に印刷して対戦してみたい
🤖 最後に
AI ってすごい。
一人でカードゲームが作れる時代が来ています。
「好き」と「技術」と「中二病」があれば、世界は創れる。
📝 もしよかったら…
作成したカードやルールブックを掲載しているので、よければ見てみてください!
※名に考えずクロノコアって暫定的な名前をつけたら、クロノギアというゲームがあったのでそのうちいい名前が見つかったら変えると思います。。。
サイト(Rails, Next.js)
https://chrono-core-front.vercel.app
👋 まとめ
AI ってすごい。
「とりあえず作ってみる」が一番楽しい