Hitem3Dとは

Hitem3D(ハイテムスリーディー)は香港のMathmagicという企業が運営する3D生成AIプラットフォーム。 前回紹介したMeshyと似たようなサービスである。なぜ似たサービスを取り上げたかというと、Meshyは課金しないと出来ないことが多かったのに対してHitem3Dはフリープランで印刷・ダウンロードが可能なようだったので触ってみた。以下のようなことができる。
- 画像から3Dモデルを作る
- 作ったモデルにテクスチャを貼る
- モデルの形を整える
Meshyにあった機能のうち、テキストから生成やアニメーション作成はできない。
画像から生成

モデルバージョンや解像度がオプションとして選べる。新しいモデルや高い解像度の場合はちょっとだけクレジット消費が増える。早速KaniKaigiくんを生成してみる。

待ち時間が結構長く、テクスチャ入りだと10分くらいかかる。



いい感じだがイラストの主線を凹凸として認識したようで、ゴムパッキンのような黒フチが生成される。写真からの立体化を想定したアルゴリズムなのが推察できる。イラストからの生成は後述する三面図モードを利用したほうがいいかも?
目が後ろにもついていたりするのでキャラクターを認識するのがMeshyより苦手そう。今回は一般モードでやったのだが、ポートレートモードというものもあり、そっちなら違ったりするかも。
無料リトライ機能
3回まで無料で生成しなおしができる。前のモデルは履歴に残っていて、消えたりしないのでガチャ回し得。



一番上は体の厚みがなく平べったいプレートのようになったが、他は似たような感じでどれもゴムパッキンが取れない。
文字はどれも全然再現できていないので苦手っぽい。このへんはMeshyと変わらない。
三面図から生成

「複数始点から3Dへ」というモードもあるので使用してみる。あらかじめ三面図をNanobanana2などで作成しトライ。

なんじゃこりゃ。アシュラマンみたい。あの三面図でどうしてこうなるのだろう。ダメ元でリトライ。

おっ、ばっちり。リトライ機能も三面図モードだと結構変わるようだ。木彫り像みたいな線が入っているのはちょっと気になるが、ゴムパッキンは狙い通り消えている。
編集
Meshyと違ってモデルの編集が可能。 ただ、3Dソフトを触ったことがないのでなんとも言えないのだが、そんなに複雑な機能はついてなさそう。Sculpt Modeでモデルの形を変えたり、Paint Modeで色を塗ったりできる。マスク機能(指定した部分だけいじれる)もある。

ハサミの光沢が突起として認識されてたいたのでそこを修正しようと思ったのだが、む、むずかしい…。

塗りもなんか大雑把になりがちで、かっちり塗るにはなかなか根気が必要そうなのだが…こういうものなのかな?

セグメンテーション(分割)機能もある。
モデルの印刷・ダウンロード
無料で印刷・ダウンロードが可能。対応フォーマット・拡張子は以下の通り。


編集機能はおそらくBlenderなどのほうが充実しているだろうし、そちらに移行してやるのがいいかもしれない。
チュートリアルが充実
モデルの共有

モデルを共有することによって他人に公開でき、こちらも誰かが作ったモデルを取得することができる。これらをどういう範囲で利用できるのか調べたがちょっと分からなかった。ダウンロードは可能、編集はできないようだ。個人で印刷する分には大丈夫そう。

モデルを共有し、そのリンクから誰かが登録したときクレジットが貰えるらしい。ログインボーナスのようなものはなく、フリープランでクレジットを増やす方法はこれのみのようだ。
料金プラン

フリープラン以外に3つの課金プランが存在。画像の金額は初月のみの値段なので注意。月額約$20で、AIサービスとしてはよくある値段設計。クレジットだけ買うには有料プランが必須。このへんはMeshyと同じ。
Meshyと違うのは基本的にフリープランで一通りのお試しが可能で、有料プランに入るとクレジットやストレージ、同時作成可能数が増えたりと「便利になる」印象。とはいえ初回のクレジットを消費すると無料でそれ以上のクレジットを獲得するのが難しいので、本格的に使うなら課金がメインになりそう。
総評
Meshyと比較して出来ることは少なめで、一回生成あたりの値段もこちらが高め。有料プラン前提ならこちらを選ぶ意義が少ない。ただ三面図モードは向こうになく、逆に向こうで出来る「テキストからの生成」は使い勝手がいまいちだった。アニメーションをやるつもがないなら、画像からの生成を何回か試して精度が高い方を選ぶのもいいかもしれない。興味のある方はぜひ。
