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競技プログラミングでdcを使う(3/?)

Last updated at Posted at 2021-07-15

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はじめに

ここではd,r,s等のコマンドについて解説します。

f

これはスタックの内容を上から順に全て出力します。
自分のコードが正しく動いているかの確認などに使えます。

7 2 5f
出力 7
2
5

b03_01.png

d

一番上のデータを複製して一番上に積みます。

2d

b03_02.png

r

一番目と二番目のデータを入れ替えます。

3 2r

b03_03.png

s x , l x

一番上のデータを取り出し、s xx という名前の変数に入れます。l xx のデータをスタックの一番上に積みます。 x は一文字のものに限ります。数字でも正常に動きます。

1 2 3sxlxlx

b03_04.png

P

文字列をスタックに積むときは[characters]と書きます。
「P」はスタックの一番上の文字列を取り出し、改行を付けずに出力します。一番上が数値であればその数値が文字コードになる文字を出力します。数値が256以上であれば256進数に直して、文字を2文字以上出力します。

[cde]24930PP
出力 abcde

b03_05.png

$24930=97\times256+98$
で97はa、98はbなのでabを出力しています。

R

一番上の数値nを取り出し、残ったスタックの上からn番目のデータを一番上に持ってきます。
一番上の数値が-n (n>0) の場合は一番上のデータを上からn番目になるように入れ替えます。

[f][e][d][c][b][a]4R

b03_06.png


[f][e][d][c][b][a]0 4-R

b03_07.png

nがデータの数よりも大きいときはnがデータの数と同じときのふるまいをします。

実際の問題

ABC005

入力 4 7
?r/p
出力 1

a005_01.png


ABC012

入力 1 2
?n[ ]Pp
出力 2 1

a012_01.png
空白の文字コードは32であるため、[ ]の部分は32としてもよい


ABC014

入力 7
3
??dd4Rr%-r%p
出力 2

a014_02.png

入力をa,bとします。「dd4Rr」でまずデータを意図した順に並べます。次に$b-a%b$でいくつ買い足すかを求めますが、これだと買い足す必要がないときの答えが$b$になってしまうのでこれをbで割った余りにしています。

下はRのコマンドを知る前に私の書いたコードです。

入力 7
3
?d1-?dsa/1+la*r-p
出力 2

a014_01.png

入力をa,bとします。$a \leqq bn$を満たす最小のnを求めて$bn-a$を答えとしています。$bn=a$となる場合のために「1-」をしています。

おわりに

ここまでの知識で解ける問題があるのでこちらの「基本的なコマンドを用いる」の箇所にある問題を解いてみましょう。
次回はif文を使うような場合の操作を勉強します。

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