NTTテクノクロス Advent Calendar 2025 シリーズ2 "3日目"の記事です。
こんにちは。NTTテクノクロスの増田です。
現在3年目のエンジニアで、AWSを用いた業務を行っています。
はじめに
本記事では、先日、社内で開催したAWS JAMについてご紹介します。
この記事を読んで、AWS JAMに興味を持っていいただけると幸いです。
AWS JAMとは
AWS JAMとは、AWSを使った実践的なチャレンジに取り組むハンズオン型イベントです。
与えられたシナリオや問題に対して、自分たちで調べながらAWS環境を操作し、トラブルシューティングしたり、アーキテクチャを構築したりしながらポイントを獲得していく形式になっています。
ゲーム感覚で楽しみながら学べるため、AWSの経験レベルに関わらず人気のある学習コンテンツです。
AWS Summit Japanなどのイベントでも開催されています。
AWS Jam 実施レポート (AWS Summit Japan 2025)
開催した経緯
今回、社内でAWS JAMを開催したのにはいくつかの狙いがありました。
- AWSを実践的に使う機会を提供したい
- 日頃の業務では触れられないサービスを体験してほしい
- 楽しみながらAWSに触れる場を作りたい
AWS JAMはゲーム感覚で学べることから、初心者でも参加しやすく、AWS学習の入り口として、また中上級者の腕試しとしても当てはまります。
準備したこと
AWS JAM を社内で実施できるか
まず検討したのは、社内でAWS JAMを利用できるかどうかです。
AWS JAMにはいくつかの実施形態があるのですが、今回は AWS Skill Builder の チームサブスクリプション を活用しました。
AWS Skill Builder
オンデマンド講義やハンズオンラボ、ゲーム形式の学習、さらにAWS認定資格取得のための準備など、多彩なサービスを自分のペースや興味に合わせて選んで学ぶことができます。
AWS Skill Builder チームサブスクリプション
会社やチーム単位でこのAWS Skill Builderの学習コンテンツをまとめて利用できるプランです。複数のメンバーが一括でアクセスできるため、チーム全体のスキルアップを効率よく進められます。
AWS JAMでは、参加者がAWS Skill Builderのアカウントを持っていることで、当日のAWS環境(ハンズオン環境やチャレンジ用のリソース)にアクセスできます。
挑戦したチャレンジ
今回のイベントでは、参加者のレベル感を考慮して、チャレンジセットを中心に入れ替えながら組みました。
開催に関する参考資料
開催にあたって参考にさせていただいたサイトをご紹介します。
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AWS Jam ポータル
イベントを運営/参加するためのドキュメントおよび管理用ポータルサイトです。イベントオーナー(主催者)・ファシリテーター・サポーター・参加者の各立場に応じたガイドや手順が整備されています。
なんと、当日資料のサンプルまで用意されています!
AWS JAM 当日の様子
開催日当日は、参加者は4人1組のチームに分かれ、120分間チャレンジに取り組みました。
用意したモニターを見ながら、チーム全員が同じ画面に集中し、各チームが真剣に課題に取り組んでいました。
また、部署を越えた初対面のメンバーで構成されたチームでしたが、AWSを通じて自然なコミュニケーションが生まれ、あちこちから笑い声が聞こえるなど、活気あふれる時間となりました。
ふりかえり
運営側
- 参加者のAWSスキルレベルを事前に把握しておくと、チャレンジの難易度調整が容易
- すべてのチャレンジは事前に解いて確認していたが、AWSサービスのアップデートにより一部の課題で進行中に問題が発生したため、直前の再確認が必要
- Skill Builderを使ったJAM参加方法については、事前に環境説明や進め方のレクチャーを行ったため、当日はスムーズに開始できた
- チャレンジの解説には、図解を用いた説明や、未着手の参加者向けにチャレンジ概要を伝える時間があると、より理解が深まる
- モニターの用意は好評だったため、次回は頭の整理やアイデア共有のためにホワイトボードも準備すると良い
参加者側(当日の様子・アンケートから)
- 初心者からエキスパートまで幅広いレベルの方が参加
- 普段使わないAWSサービスに触れられ、資格勉強だけでは得られない実践的な経験ができた
- 初対面のメンバーでも自然にコミュニケーションが生まれ、教え合いながら進めることで理解が深まった
おわりに
今回はAWS JAMの開催についてご紹介しました。第1回ということもあり手探りの部分もありましたが、無事に開催できてよかったと感じています。
これからも社内でAWSを楽しくかつ実践的に学べるイベントを企画していきます。
明日以降も NTTテクノクロス Advent Calendar 2025 は続きます!
明日はシリーズ1 @hj_bc78 さんの 「Python経験者がGolangを学んでみて感じたこと」とシリーズ2 @tx-yoshino さんの 「事実ベースの要約評価手法のQAGS(Q-A based Generative Evaluation of Summaries)を試してみた」です。
お楽しみに!!
