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【プライベートサブネット】EC2インスタンスでセッションマネージャーを利用する

Last updated at Posted at 2025-05-14

プライベートサブネット上のEC2インスタンス(プライベートインスタンス)へ
セッションマネージャーを利用してコンソール接続するための環境設定手順です。
本当に必要な最低限の設定を調べたので共有します。

セッションマネージャーとは

SSH&キーペアを使用せずSSMという通信を使用してブラウザでシェルの操作ができます。
EC2 Instance ConnectやSSHクライアントとは異なり、パブリックIPアドレスが不要です。
image.png

前提条件

・VPCおよびプライベートサブネットを作成済み
・EC2インスタンスを上記に作成済み
 ※SSMエージェントがインストールされているAMIを使用
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 「Amazon Linux 2」は含まれています。

・EC2インスタンスに紐づくセキュリティグループは
 アウトバウンド:HTTPS(443)を許可。
 通常はすべてのトラフィックを許可しているかと思います。
 ステートフルですのでインバウンドは特に追加不要です。

環境設定

IAMロールを作成しEC2インスタンスにアタッチする

「AmazonSSMManagedInstanceCore」というポリシーを追加したIAMロールを作成します。

image.png

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作成したIAMロールをEC2インスタンスにアタッチします。
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SSMを利用するにあたり、IAMロールアタッチ後はEC2インスタンスの再起動が必要と情報あります。
時間がかかるだけで再起動せずとも問題ないかもしれません。

VPCエンドポイントを作成する

プライベートサブネットにVPCエンドポイントを作成します。

なお「com.amazonaws.ap-northeast-1.ssm」「com.amazonaws.ap-northeast-1.ssmmessages」の2つのサービスが必要となりますが、
1つのエンドポイントに1サービスしか選択できないため、
2つエンドポイントを作成することになります。

(1)SSM用VPNエンドポイントで使用するセキュリティグループ

インバウンド:HTTPS(443) アウトバウンド:すべての通信 の
セキュリティグループを作成しておいてください。
image.png

(2)「com.amazonaws.ap-northeast-1.ssm」用エンドポイント

「VPC」にてエンドポイントを作成します。

image.png

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対象のプライベートサブネットを指定してください。
image.png

作成したセキュリティグループを指定してください。
image.png

(3)「com.amazonaws.ap-northeast-1.ssmmessages」用エンドポイント

同じ要領で作成します。
image.png

デフォルトのセキュリティグループを使用したらどうなるか?

VPCエンドポイントを作成する際、セキュリティグループを指定しない場合、defaultが使用されます。
インバウンドを見て一見問題ないんじゃないの?と思いましたが、ソースが自セキュリティグループとなっています。
これではEC2インスタンスへHTTPS(443)の通信が届きません。
なのでこちらでHTTPS(443)を許可することもできます。

image.png

動作確認

無事に接続できるようになりました。
できない場合、時間を置くかインスタンスを再起動してみてくださ
image.png

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