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TrueNAS SCALEを使ってNAS+サーバーを作ってみる Dockerサーバー構築編

Last updated at Posted at 2023-04-12

はじめに

今回で最終回です。
前回はストレージ構築編を投稿しました。

今回はTrueNAS SCALEの機能の一つであるDockerサーバーを構築します。

今回構築するアプリケーションはGrafanaとInfluxDBになります。この記事ではブラウザーからアクセスするところまでになるので、ちょっとした設定などは前に投稿した記事にも書いてあるので、参考にしてください。

Dockerサーバー構築編

truenas_90.png

Appsタブへアクセスします。するとChoose a pool for Appsとポップアップが出ますが、ここではコンテナを保存するPoolを選択します。今回はtankしか作成していないのでそれを選びます。

truenas_91.png

Datasetsタブへアクセスするとtank下にix-applicationsという名前でDatasetが作成されていることが確認できます。

Catalogの追加 (今回のサーバー構築に必須ではありません。)

今回のサーバー構築には関係ありませんが、大体のアプリケーションは今から紹介する方法でも導入することができます。
GrafanaはあったのですがInfluxDBは見当たらなかったのでこちらでの導入は行いませんでした、、、

truenas_92.png

Appsタブにアクセスし、Manage Catalogsへアクセスします。ここではGithubで公開されているCatalog(Dockerアプリケーションをまとめたみたいなもの)を登録することができます。右上のAdd Catalogをクリックします。

truenas_93.png

Warning
iXsystems does not audit or otherwise validate the contents of third-party applications catalogs, It is incumbent on the user to verify that the new cataglog is from a trusted source and that the third-party properly audits its chartt contets. Failure to exercise due diligence may expose the user and their data to some or all of the following:

  • Malicious software
  • Broken services on TrueNAS host
  • Service disruption on TrueNAS host
  • Broken filesystem permissions on Host or within application
  • Unexpected deletion of user data
  • Unsafe service configuration in application
  • Degradation of TrueNAS host performance and stability

サードパーティー製のCatalogは監査していないので自己責任で入れてね的なことが書かれてます。Continueで進みます。

truenas_94.png

ここで任意の名前とCatalogがあるgitのURLを入力します。今回はこちらを導入します。

https://github.com/truecharts/catalog.git

おそらくこちらのCatalogのみのリポジトリです。

Preferred Trainsにはstableenterpriseを指定します。それぞれ何があるかはこちらに一覧があります。

truenas_95.png

Saveをクリックすると右上のJobs内で確認できます。

truenas_96.png

追加が終わるとこのように大量にアプリケーションが追加されています!それぞれInstallをクリックするだけで動作するところまで調整されているはずです。

Docker Image

ここからはDocker Hubで共有されているImageを導入します。

truenas_100.png

AppsタブにアクセスしInstalled Applicationsにアクセスします。ここでは現在インストールされているアプリケーションが表示されます。右上のLaunch Docker Imageをクリックします。

truenas_101.png

Dockerの引数の一部をGUIで設定できるようになっています。Grafana、InfluxDB共に変更するところはApplication NameImage repositoryPort forwardingです。
Application Nameは任意の名前です。
Image repositoryはdockerのimageをpullするときのイメージ名です。
Port forwardingは両方のアプリケーションではブラウザからアクセスする必要があるので設定する必要があります。ただしTrueNAS SCALE側でポート番号は9000より上でないといけないという制約があります。

  • InfluxDB
    • Container Port 8086
    • Node Port 9086
    • Protocol TCP Protocol
  • Grafana
    • Container Port 3000
    • Node Port 9000
    • Protocol TCP Protocol

今回はこのように設定しました。

truenas_102.png

Saveをクリックするとインストールが始まります。

truenas_103.png

インストールが無事に終わるとApplication Nameの横にACTIVEとあれば起動までできています!
ここがDEPLOYINGのままだと内部エラーや引数が足りない等で起動できていません。三点リーダーをクリックするとLogsがあるのでそこでエラー内容を確認することができます。

truenas_104.png

truenas_105.png

TrueNAS SCALEのIPアドレス:設定したポート
にアクセスすると無事にアクセスすることができました!

おわりに

TrueNAS SACLE自体が最近正式リリースされたばかりなので参考文献も少なかったので記事にしてみました。

早く新しいHDD欲しいです。

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