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Oracle AI Database@Google Cloud で Exadata を作成してみてみた

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Last updated at Posted at 2026-05-25

Oracle AI Database@Google Cloud で Exadata Database Service を作成してみた

Oracle は Google Cloud とのパートナーシップを拡大 し、両社の顧客がエンタープライズ・データ全体で AI を運用するための新たな方法を提供します。
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このパートナーシップの拡大により、Oracle AI Database Agent for Gemini Enterprise は、Oracle AI Database@Google Cloudの顧客が自然言語を使用してOracle データとより簡単にやり取りできる方法を提供します。
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Oracle Database@Google Cloudは、Google Cloud 上で動作するOCI の Oracle Exadata ServiceとOracle Autonomous Databaseを提供することで、顧客がミッションクリティカルなデータベース・ワークロードをユーザーの近くにデプロイし、レイテンシを削減してアプリケーションのパフォーマンスを向上させることを可能にします。
構成図1.png

Oracle Database@Google Cloud を利用することで、企業は Google Cloud の Vertex AI や Gemini 基盤モデルなどのプラットフォームが提供する業界最先端の生成型 AI 機能を Oracle Database 26ai と組み合わせ、より迅速にインサイトを獲得し、差別化された顧客体験を提供することで、より大きな価値を創造できます。
また、低遅延で安全な相互接続とクラウド間データ転送料金無料により、Google Cloud と OCI 環境の接続がこれまで以上に容易になりました。この相互運用性により、お客様はワークロードを最適な場所で実行できる柔軟性を確保しつつ、データの一元的なビューを維持できます。

  • Google Cloud 上で稼働するOCI Oracle AI Databaseサービスでイノベーションを実現
    Oracle Autonomous AI Databaseと、Google Cloud サービスのGoogle Kubernetes EngineやGoogle Vertex AIなどを組み合わせた、新しいクラウドネイティブのアプリケーションを構築できます。
    image.png

  • Google Cloudのコンソールとの統合が行われ、サービスの一つとして利用可能
    Metric図png.png

Google Cloud のコンソール上に Oracle Database@Google Cloud がサービスとして表示され、そこから ODB ネットワーク、Exadata Infrastructure、Exadata VM Cluster を作成し、必要に応じて OCI コンソール側で Database を管理していく構成になります。

特に面白いのは、Google Cloud の Vertex AI や Gemini などの AI サービスの近くに、Oracle AI Database / Exadata を配置できるようになる点です。
これにより、エンタープライズ・データを Oracle Database に保持したまま、Google Cloud の AI / アプリケーション基盤と組み合わせる構成が現実的になってきます。

ということで今回は、Oracle AI Database@Google Cloud で Exadata Database Service を作成し、Google Cloud から Oracle Exadata がどのように見え、どのような流れでプロビジョニングできるのかを、画面ベースで確認してみてみます。

■ Exadata Database Service クイックスタート

■ 構成

Oracle Database@Google Cloud アーキテクチャでは、Google Cloud リージョン内のアプリケーションリソースのネットワーク接続を提供するために、Google Cloud プロジェクトとVPCが必要です。OCI マネージド・ネットワークを使用することで、VPC アプリケーション・サブネットは、同じGoogle Cloud リージョン内に設置されたOCI子サイトで動作するOracle Database@Google Cloudに接続します。Autonomous DatabaseとExadata Database Serviceの両方のサブネットはOCIテナンシーVCNに拡張されるため、OCI内の他のリソースからもアクセス可能です。
image.png

■ 前提条件

Oracle AI Database@Google Cloudでリソースを作成するための前提条件はつぎのようなものがあります。詳細はここを参照してください。

  • 公開キーおよび秘密キー
  • Oracle Database@Google Cloudロールの概要
  • Oracle Database@Google Cloudの事前定義済ロール
  • 最小権限アクセスのOCIポリシーの設定

■ Oracle Database@Google Cloud 画面アクセス

1) Google Cloud コンソール画面
[All products] > [Databases]から [Oracle Database@Google]をクリック
00_GCP画面11.png

2) Oracle Database@Google Overview 画面
この画面にあるように、ODB ネットワーク、Exadataなど Oracle関連のサービス画面へアクセスします、
00_GCP画面12.png

■ ODB ネットワーク作成

ODB ネットワークの作成は、Oracle Exadata VM クラスタおよびOracle Autonomous AI Database Serverlessを含むOracle Exascale VMクラスタを作成するための前提条件です。

⚫︎ VPC作成

ODB ネットワークを作成する前に、まず VPCを作成しそこにODB ネットワークを作成します。

1) VPC 画面
[Create VPC network]をクリック
02_VPC作成01.png

2) Create VPC network 画面
02_VPC作成02.png

3) VPC作成完了
02_VPC作成03.png

⚫︎ ODB ネットワーク作成

1) ODB network画面
Oracle AI Database@Google Cloudダッシュボードで、左メニューから「接続」→「ODB ネットワーク」を選択し、[Create]アイコンをクリック
03_ODBNW作成01.png

2) Create ODB network画面
必須フィールドに情報を入力し、[Create]をクリックし、次の必須フィールドに情報を入力し[Create]をクリック

・ 関連付けられたネットワーク: 既存のVPCを選択できます。この VPCは、同じGoogle Cloud プロジェクト内にある必要があります。
・ リージョン: 使用可能なリージョン(us-east4など)から選択できます。これは、ODB ネットワークの作成後に変更できません。
・ ODB ネットワーク名: Google Cloud プロジェクトの意味のある一意の名前を入力できるテキスト・フィールドです。最大63文字です。これには、a-z、0-9およびハイフン(-)の文字を含めることができます。小文字で始まり、小文字または数字で終わる必要があります。

03_ODBNW作成02.png

3) Create ODB network 完了
ODB ネットワークとその必要なコンポーネントが作成されました。
03_ODBNW作成03.png

4) ODB network details画面
この画面から、Oracle AI Database に必要な Subnetを作成します。
03_ODBNW作成04.png

⚫︎ ODB ネットワーク用サブネット作成

ODB network details画面から、Oracle Exadata VM Cluster を配置する Client Subnet と Backup Subnetを作成します。

・ Client Subnet作成

1) ODB network details 画面
「サブネット」セクションで、[作成] ボタンをクリック
03_ODBNW作成04.png

2) Create ODB Subnet 画面
次の項目を入力

・ サブネット: Google Cloud プロジェクトの意味のある一意の名前を入力できるテキスト・フィールドです。名前は1文字から63文字にする必要があります。これには、a-z、0-9およびハイフン(-)の文字を含めることができます。小文字で始まり、小文字または数字で終わる必要があります。
・ サブネット範囲: CIDR 表記を使用する必要があります。詳細は、[CIDR 表記](https://en.wikipedia.org/wiki/Classless_Inter-Domain_Routing#CIDR_notation)を参照してください。
・ [サブネット・タイプ] ラジオ・ボタン: タイプを選択できます。Exadata VM クラスタの場合は、クライアントとバックアップ・サブネットの両方が必要です。Autonomous AI Database の場合は、「クライアント」サブネットを選択する必要があります。

04_ODBNW-ClientSubnet作成01.png

3) Client Subnet作成中〜 画面
04_ODBNW-ClientSubnet作成02.png

・ Backup Subnet作成

Client Subnet と同様に Backup Subnet を作成
1) 作成完了
05_ODBNW-BackupSubnet作成04.png

■ Exadata Infrastructure 作成

1) Oracle Database@Google Overview 画面
[Exadata Database Service on Dedicated infrastructure]アイコンをクリック
00_GCP画面12.png

2) Exadata Database Service on Dedicated infrastructure 画面
[+ Create]をクリック
11_Exadata-Infra作成01.png

3) Create Exadata Infrastructure 画面
次の項目を入力し、[作成]ボタンを選択

・「インスタンスの詳細」セクションで、次の情報を入力します。
  - [インフラストラクチャ表示名]: 文字、数字、アンダースコア(_)およびハイフン(-)で構成される1-255文字から選択した値を入力します。この値は、文字またはアンダースコアで始まり、2つの連続するハイフンを含めることはできません。
  - [インフラストラクチャ ID]: 小文字、数字およびハイフン(-)で構成される1-63文字から選択した値を入力します。この値は、小文字で始まり、小文字または数字で終わる必要があります。
  - [リージョン]: インスタンスのリージョンを選択します。作成後は変更できません。
  - [GCP Oracleゾーン]: 値を選択します。ベース・データベースの作成後にこの値を変更することはできません。

・「マシン構成」セクションで、次の情報を入力します。
  - [Exadata インフラストラクチャ・モデル}: ド使用するモデルを選択します。このフィールドでの選択内容は、リージョン設定によって異なります。選択したリージョンに基づいて異なるモデル・オプションが存在する場合があります。
  - [Exadata インフラストラクチャ・モデル]: Exadata.X11M を選択した場合は、「データベース・サーバー・タイプ」ドロップダウンで値を選択します。
  - [Exadata インフラストラクチャ・モデル: Exadata.X11M を選択した場合は、「ストレージ・サーバー・タイプ」ドロップダウンで値を選択します。
  - [データベース・サーバー]、[ECPU]、[ストレージ・サーバー]および[ストレージ・サイズ]フィールド: 選択内容に基づいて読取り専用で計算されたフィールドです。

・「メンテナンス」セクションのデフォルト設定を変更する場合は、[変更]ボタンをクリックし、次の情報を設定します。
  - [メンテナンス方法]ラジオ・グループで、必要に応じて「ローリング」または「非ローリング」を選択します。
アクションを実行する必要がある場合は、Oracleのプレビューの外部でメンテナンスを開始する前に、「DBサーバーのメンテナンスを実行する前にカスタム・アクションを有効にする」チェック・ボックスを選択します。このオプションを選択すると、「カスタム・アクション・タイムアウト」フィールドの値に基づいて、メンテナンス・プロセスが開始前に強制的に遅延します。
  - [DBサーバーのメンテナンスを実行する前にカスタム・アクションを有効にする]を選択した場合は、「カスタム・アクション・タイムアウト」に15分から120分までの値を入力します。メンテナンスは120分以上遅延できません。
  - [メンテナンス・スケジュール]ラジオ・グループで、必要に応じて「プリファレンスなし」または「スケジュールの指定」を選択します。
  - [スケジュールの指定]を選択した場合は、次のフィールドに値を入力する必要があります。
  - [四半期1]、[四半期2]、[四半期3]および[四半期4]フィールドは、フィールドごとに少なくとも1か月を選択する必要がある複数選択ドロップダウンです。
  - [月の週]フィールドは複数選択ドロップダウンです。
  - [曜日]フィールドは複数選択ドロップダウンです。
  - [通知リード・タイム]フィールドはドロップダウンです。

・ [メンテナンス連絡先]: 最大10人のメンテナンス連絡先の一意の電子メール・アドレスを入力できます。

11_Exadata-Infra作成02.png

4) Create Exadata Infrastructure 完了画面
11_Exadata-Infra作成03.png
Exadata インフラストラクチャの作成プロセスが正常に完了するまで待機してから、そのExadata インフラストラクチャでExadata VM クラスタをプロビジョニングする必要があります。

5) Exadata Infrastructure 詳細画面
この VM Clusters セクションから VM Clustersを作成します。
11_Exadata-Infra作成04.png

■ Exadata VM Cluster 作成

Exadata Infrastructure 詳細画面の VM Clustersセクションにある[+ Create]をクリック
1) Create an Exadata VM Cluster画面

21_Exadata-VMCluster作成01.png
21_Exadata-VMCluster作成02.png

・Change image画面
Oracle Exadata Image Versionを選択できます。
21_Exadata-VMCluster作成03.png

2) Create an Exadata VM Cluster 完了
21_Exadata-VMCluster作成04.png

3) Exadata VM Cluster details 画面
21_Exadata-VMCluster作成05.png

■ Exadata Database 作成

Exadata Database の作成は、OCI コンソールまたは OCI CLI からのみ実行できます。OCI コンソールに移動するには、次の手順を実行します。

1) VM Cluster 画面
Oracle AI Database@Google Cloud ダッシュボードまたは Exadata VM クラスタ・リストから、対象の Exadata VM クラスタを選択します。
[Manage in OCI] を選択すると、OCI で Exadata VM クラスタを管理できます。
21_Exadata-VMCluster作成10.png

2) OCI コンソール画面
ログインすると、Oracle Cloud コンソールの VM Cluster 画面が表示されます。
34_Exadata-Database作成01.png

続きの Database 作成手順は、以下の記事を参照してください。

■ Database Backup 設定

Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service(ZRCV) は、Oracle Database 向けのフルマネージド型データ保護サービスで、OCI、Amazon AWS、Microsoft Azure、およびGoogle Cloud で実行されます。独自の自動化機能が、Oracle Databaseの変更をリアルタイムで保護し、本番データベースのオーバーヘッドなしでバックアップを検証するほか、任意の時点への高速で予測可能なリカバリを実現します。

■ リージョン間災害復旧実装

長年にわたり、お客様はOracle Maximum Availability Architecture (MAA) を使用したOracle Exadata Database Serviceを信頼し、オンプレミス環境と Oracle Exadata Database Serviceの両方で、ミッションクリティカルなアプリケーションの回復力を確保してきました。Oracle AI Database@Google Cloud 上のOracle Exadata Database Serviceは、 Oracle Cloud Infrastructure (OCI) 上のExadataと同等の機能と価格体系を提供し、複数のGoogle Cloud リージョンに展開することで、高可用性と災害復旧を実現できます。
DR構成01.png

■ その他 Oracle AI Database@Hyperscaler

OCIのOracle AI Databaseサービスをあらゆるクラウドに導入できるパワーと柔軟性で、イノベーションとクラウド移行を加速します。クラウドのメリットをデータと組み合わせることで、アプリケーションを迅速に構築し、最新化できます。
Logo10.png

・ Oracle Exadata@AWS

OracleとAmazon Web Services, Inc.(AWS) は、AWS データセンター内の Oracle Cloud Infrastructure (OCI) 管理の専用インフラストラクチャ上で、Oracle Exadata Database Service や Oracle Autonomous Database を利用できるサービスとして、Oracle AI Database@AWS を提供しています。

・ Oracle Exadata@Azure

ORACLE は Microsoftとのパートナーシップのもと、Oracle Databaseをより簡単に導入・展開できるように取り組んできました。 Oracle Database@Azure は既に、AzureポータルとAzure API経由で Oracle Databaseサービスやハードウェアをネイティブなクラウド・サービスとして利用できます。

■ まとめ

今回は、Oracle AI Database@Google Cloud で Exadata Database Service を作成してみてみました。

Google Cloud コンソール上から ODB ネットワーク、Exadata Infrastructure、Exadata VM Cluster を作成し、そこから OCI コンソールと連携して Exadata Database を管理していく流れを確認できました。

実際に触ってみると、Google Cloud のサービス一覧の中に Oracle Database@Google Cloud が存在し、そこから Exadata の構成を作成できるのは、かなり新しい体験でした。
これまで Oracle Database は OCI やオンプレミスで使うものという印象が強かったですが、今は AWS、Azure、Google Cloud それぞれのクラウド上で、アプリケーションや AI サービスの近くに Oracle Database / Exadata を配置できるようになってきています。

これにより、Oracle Database を中心にしながらも、各クラウドの強みを組み合わせる構成が取りやすくなります。
Google Cloud であれば Vertex AI や Gemini、Azure であれば Microsoft のエンタープライズ基盤、AWS であれば豊富なクラウドサービス群と連携しながら、Oracle Database のデータを活用できる選択肢が広がります。

そして、これまで確認してきた Oracle Database@Azure、Oracle AI Database@AWS、そして今回の Oracle AI Database@Google Cloud により、主要 Hyperscaler 上での Exadata / Oracle Database 構成を一通り試すことができました。

Oracle をやっていると、結果的にすべてのクラウドを学ぶことになります。
そして今は、Oracle Database がそれぞれのクラウドの中に入り込み、AI 時代のエンタープライズ・データ基盤として使える形に進化しているのを強く感じます。

ということで、Hyperscaler Exadata 編、これでコンプリートしてみてみました。

Oracle は、一般的には少し難しく見えたり、エンタープライズ向けで遠い存在に感じられることもあるかもしれません。

しかし、実際に触ってみると、Exadata、RAC、Data Guard、MAA、そして AI Database まで、長年作り込まれてきた技術が今のクラウドや AI の世界につながっていく面白さがあります。

今回の Oracle AI Database@Google Cloud も、そのひとつだと感じました。

Oracle Database が各クラウドの中に入り、アプリケーションや AI サービスとつながっていくことで、Oracle の世界は閉じたものではなく、むしろ広がっていくものになってきています。

Oracle の楽しさは、触ってみると分かるところにあります。
だからこそ、これからも実際に作って、試して、つながるところまで確認しながら、その面白さを伝えていきたいと思います。

■ 参考

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