SSK 用の辞書をダウンロードして、統合した上で Windows 上の Emacs で利用する手順。忘れちゃうので、自分用のメモ。
手順1: 辞書ファイルのダウンロード
M-x skk-get
で辞書をダウンロードします。以下の辞書がダウンロードできます。
SKK-JISYO.assoc
SKK-JISYO.edict
SKK-JISYO.fullname
SKK-JISYO.geo
SKK-JISYO.itaiji
SKK-JISYO.jinmei
SKK-JISYO.JIS2
SKK-JISYO.JIS2004
SKK-JISYO.JIS3_4
SKK-JISYO.L
SKK-JISYO.law
SKK-JISYO.lisp
SKK-JISYO.mazegaki
SKK-JISYO.office.zipcode
SKK-JISYO.okinawa
SKK-JISYO.propernoun
SKK-JISYO.pubdic+
SKK-JISYO.station
SKK-JISYO.zipcode
各辞書の説明は SKK辞書 - SKK辞書Wiki を見てください。
手順2: skktools のダウンロード
辞書ファイルは複数のままでも利用できますが、ここでは一つのファイルにまとめてしまいます。これには skktools を利用します。
skktools は skk-dev/skktools: SKK dictionary maintenance tools にありますが、今は Windows 用のバイナリーが欲しいので、SKK関係のツール のものを利用します。ここから skktools-20060212.zip をダウンロードして展開します。
この中の skkdic-expr2.exe
と skkdic-sort.exe
を辞書を保存したフォルダにコピーする。
手順3: 辞書ファイルの統合
コマンドプロンプトを開き、辞書を保存したフォルダに移動します。そして、以下のコマンドを貼り付けて実行します。
skkdic-expr2.exe SKK-JISYO.assoc + SKK-JISYO.edict + SKK-JISYO.fullname + SKK-JISYO.geo + SKK-JISYO.itaiji + SKK-JISYO.jinmei + SKK-JISYO.JIS2 + SKK-JISYO.JIS2004 + SKK-JISYO.JIS3_4 + SKK-JISYO.L + SKK-JISYO.law + SKK-JISYO.lisp + SKK-JISYO.office.zipcode + SKK-JISYO.okinawa + SKK-JISYO.propernoun + SKK-JISYO.station + SKK-JISYO.zipcode | skkdic-sort.exe > SKK-JISYO.myjisyo
これで上手くいけば、SKK-JISYO.myjisyo
という辞書ファイルができあがります。
上の統合では、ダウンロードした辞書ファイルから 'SKK-JISYO.mazegaki
と SKK-JISYO.pubdic+
の2つは除いてあります(この辞書ファイルに登録されているものは使わなそうなので)。
手順 4: 文字コードの変換
できた辞書ファイルはそのままだとおそらく euc-jp(か euc-jis-2004)という文字コードになっています。このままでも特に問題ないかもしれませんが、辞書ファイルを utf-8 に変換しておきます。変換には Emacs でファイルを開いて、C-x ENTER f
で utf-8 を選択して、ファイルを保存する。
手順 5: Emacsでの設定
Emacs の設定ファイル(~/.emacs.d/init.el
)では、以下のように辞書ファイルと辞書の文字コードの設定をおこなう。仮に SKK-JISYO.myjisyo
ファイルが ~/.emacs.d/
フォルダにあるとすると
(setq skk-large-jisyo "~/.emacs.d/SKK-JISYO.myjisyo")
(setq skk-jisyo-code 'utf-8)