こちらがU言語のHello Worldです。
()پروگرام
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لکھ("ہیلو دنیا!")؛
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U言語はパキスタンの国語であるウルドゥー語(Urdu)を用いたプログラミング言語です。
多くの日本人にとってウルドゥー語という言語は聞き慣れないかと思いますが、wikipediaによると話者数は2億3100万人とのことですので、日本語よりも多くの人に話されている言語です。
ITの恩恵を一般大衆に広めるためには、母国語でのコンピューティングが必要不可欠であるとして、U言語が開発されました。基本的にC言語の構文に似せて設計されていますが、ウルドゥー語の「右から左へ(Right-to-Left)」記述する特性に対応しています。数式や代入の評価順序もこの特性に合わせて調整されています。また、行の開始が右端から始まるのも特徴的であり、インデントの様子も多くの日本人プログラマには独特に見えるでしょう。
例えば、ا - ب という式は ا から ب を引くという意味になります。
また、 < は Less thanではなく More thanとなるなど、左から右へ文字を書く文化圏の人にとっては分かりづらい側面もあります。