fn main() {
println('Hello, World!')
}
V言語は、「シンプルさ」「高速性」「安全性」を重視して開発されている、比較的新しい静的型付け言語です。Go言語に似た書きやすさと、C/C++やRustに匹敵するパフォーマンスの両立を目指しているようです。
ガベージコレクション(GC)を持たず、コンパイル時の解析(Auto-free)によってメモリ管理を行うことが特徴です。Rustの借用チェッカーに近い考え方ですが、よりシンプルを目指しているようです。
また、以下に示すようにシンプルになるような言語仕様になっていることが分かります。Goの思想に近いようですが、Goよりもさらにシンプルさを感じます。
- ループはforだけで、whileやdo-whileは存在しない
- グローバル変数はデフォルトで禁止(
-enable-global-varsフラグで使えるようにできるが非推奨) - 変数の再代入はデフォルトで禁止(変更可能な変数を宣言するためには
mutキーワードを指定する必要がある) - シャドーイングの禁止