みなさんこんにちは。
今回はAIでこういう風にしてダッシュボード作成のヒントをもらえますよという話をしようと思います。
対象読者
- New Relicを使い始めた方
- 最低限のNew Relicの操作を知っている方
- ダッシュボードは作ったことがあるけど、どんなダッシュボードをつくっていいかわからない方
概要・事前準備
AIを使う時に何かAIの特別なプランに入ったり、何かのツールを入れたり・・
でもそんなのうちの会社じゃハードルが高すぎてという方もたまにいらっしゃると思いますが、今回は環境に依存せずに完全に無料でできる方法をご紹介したいと思います。もちろん、有料プランに加入したりMCPを使う方が精度はよくなるのですが、そんなことをしなくてもやる方法もあるよというお話です。
まず、今回のダッシュボードターゲットはAWSのEC2にします。ぶっちゃけダッシュボード化はしたいもの自体はなんでもいいのですが、今回のお題はEC2でなんかいいダッシュボードを作りたいよという要望をかなえるものにします。
事前に何も準備しなくてもいいのですが、該当サービスで使われているメトリクスの一覧などがあればベターです。もしメトリクスの一覧を取得したい場合は、メトリクス一覧はNew Relic画面の一番下にあるQuery your dataからでも取得可能です。
実際の作業
それでは、Googleを開いてAIモードで検索します。
やることは、枠内にプロンプトを投げつけるだけ。
あなたはNew Relicの技術に関する質問に回答する専門家です。公式ドキュメントからの情報のみを使用して、ユーザーの技術的な質問に正確に答えることがあなたの責務です。
下記の情報を使用して、[サービス名]に関する ベストプラクティスに沿ったダッシュボード案を提案してください。
基本的には上記のようなものを使用しますが、プロンプト自体はもう少し作りこんでも単にサービス名のところだけ何かしらのサービス名を入れてもどちらでも構いません。
もしメトリクスを貼り付けたい場合は、下記のように参照情報として渡してあげるといいでしょう。
# 参照情報
[ここにメトリクス一覧を貼り付ける]
それでは、レッチラゴー!!
まず、EC2監視ダッシュボードのベストプラクティスとは何かという観点でいくつかポイントを提案してくれました。
提案された内容を要約するとこんな感じですが、言っていることで大きく的を外していません。
- タグを使うと幸せになれるぜ
- インフラ(EC2)だけ監視してちゃダメ。他もみろよっ!
- EC2ならリソースのメトリクス(CPU,メモリ など)はちゃんと見ようぜ
- ダッシュボードだけじゃダメ。アラートも設定しろよ
じゃ、俺がベストなダッシュボードの案を設計してやるぜということで提案されたのがこれ。無料なのでまぁこんなもんかなぁという気もしますが、それでも何をどうしていいかわからない人にとっては、ある程度のたたき台になったのではないでしょうか。
実はここから深堀して聞いていくと、さらにダッシュボードをブラッシュアップしてくれる案を提案してくれます。
あとは、これらに書かれたクエリを実際のクエリビルダーに入れてみて、動作確認したり実際のダッシュボードに取り込んだりする流れになりますが、提案された項目のNRQLのメトリクス名がたまに間違っていることがありますので、このパターンになったら手で軽く修正するイメージになります。
また、下記のような提案をしてくれることもありますので、取り入れられるところは逐一取り入れながらたたき台を完成させるとスムーズに思っているものができるのではと考えています。
有料プランかつ指示内容をもう少し調整するとこんな感じになります。
EC2なのでこの辺を見ておけばというのがイメージしやすいと思いますが、自分は使ったことがないサービスだったりこれどうしたらいいんだっけ?というようなものを作る時の指針にはなると思います。また、記事の中でメトリクスの一覧を投げつけるような話をしていますが、これをすることで投げつけたメトリクスを使ってクエリを作ってくれるので精度が上がるという効果を期待しています。
MCPやAI自動調査などの流行りものを確かめるのもいいと思いますが、そんな飛び道具はなくてもこういう使い方もできますよっというお話でした。
どなたかのお役に立てれば幸いです。
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こちらでも、色々記事を書いていたりしますので、興味があれば読んでいただけると嬉しいです。















