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No.7 Microsoft 365 利用状況分析(Power BIアプリ)の読み方概要

Last updated at Posted at 2023-03-07

はじめに

このセッションではPower BIを使って確認できる、Microsoft 365 使用状況分析のアプリ(レポート)に関して説明をします。

こちらの設定をすると、下記のレポートを見られるようになりますので、見方の概要などを本記事ではお伝えします。
スクリーンショット 2023-03-07 16.44.21.png

なお、公式の公開情報は下記リンクから確認可能です。
※下記公開情報にも記載がありますがPower BI Proのライセンスが必要です。

1.Microsoft 365 使用状況分析のアプリを有効化する

まず、利用するためにはアプリを有効化していく必要があります。手順に関しては下記の公開情報をご参照ください。

※アプリ追加後、最初はサンプルデータが表示されるかと思いますので、自社テナントのデータを見るためにはデータ接続が必要となりますので、ご注意ください。
スクリーンショット 2023-03-07 20.39.01.png

2.作成したアプリを開く

1.TeamsのPower BIアプリを開く
2.左側のメニューの「アプリ」から「Microsoft 365 Usage Analytics」を選択する
スクリーンショット 2023-03-07 16.46.47.png

3.アプリの見方

データの切り口、興味関心は個人・組織によって異なります。
全てを網羅的に説明しているものではないため、ここで紹介する見方はあくまで参考程度と捉えてください。

ガイド(英語)

左下の赤ハテナのアイコンを押すと、各ページで何をすべきかのガイダンスが表示されます
スクリーンショット 2023-03-07 16.57.55.png

インフォメーション(英語)

左下の青色のアイコンを押すと、本レポートの内容に関する概要説明が確認できます
スクリーンショット 2023-03-07 16.58.25.png

インフォメーション/Resourceタブ(英語)

参照先として活用できるリンク集もあります(リンク先は公開情報なので、日本語で確認可能)
スクリーンショット 2023-03-07 16.58.34.png

Exective Summary

データの全体的なサマリを表示しています。それぞれのカードを押す事で、詳細データ(リンク先)を確認できます。
こちらは全体感をつかむためのレポートだとお考えください。
スクリーンショット 2023-03-07 17.31.59.png

OverView

Adoption

Adoptionタブでは利用ユーザ数の推移と傾向を確認できます。
スクリーンショット 2023-03-07 19.00.19.png
メトリックの詳細です。正式な情報は公開情報をご確認下さい。
スクリーンショット 2023-03-07 19.37.46.png

Usage

Usageタブでは製品毎の利用ユーザ数の推移と傾向を確認できます。
スクリーンショット 2023-03-07 19.08.08.png

Communication

CommunicationタブではExchangeやTeamsでのメッセージ投稿数など、利用観点での確認ができます。
スクリーンショット 2023-03-07 19.25.36.png

Collaboration

CommunicationタブではOnDriveとSharePointのファイル閲覧数や共有の回数などが確認できます。
スクリーンショット 2023-03-07 19.39.36.png

Storage

StorageタブではExchange,OneDrive,SharePointのストレージ使用量の確認ができます。
SharePointはサイトタイプによる使用量も確認できます。
スクリーンショット 2023-03-07 19.44.59.png

Mobility

Mobilityタブではユーザが利用しているクライアントの種類と利用数を確認できます。
スクリーンショット 2023-03-07 19.47.52.png

Activation/Licensing

Activation

こちらではOfficeアプリをインストールし、アクティブになっている数等を確認する事ができます。
スクリーンショット 2023-03-07 19.57.38.png

Licenses Assigned

利用可能なライセンスと適用数を確認する事ができます。
スクリーンショット 2023-03-07 20.01.46.png

Product Usage

Exchange、Microsoft 365グループ、OneDrive、SharePoint、Teams、Yammerの製品毎にレポートが確認できます。
ここではTeamsのレポートを取り上げさせていただきます。
スクリーンショット 2023-03-07 20.07.51.png

User Activity

各製品におけるユーザのアクティビティ(チャット送信数など)が確認可能です。
ここではTeamsのレポートを取り上げさせていただきます。
スクリーンショット 2023-03-07 20.13.34.png

まとめ

ざくっと概要だけまとめましたが、このような指標(メトリック)をレポートから確認ができますので、自社の利用状況を確認される際にご活用いただければと思います。

大事なポイントとして、数字やデータを眺めるだけではあまり意味はないので、見た上で「じゃあ、どうすべきか?」を一度、考えるのが良いです。

仮説:「思ったよりTeamsのアクティブユーザ数が少ない。特に○○部門で少ない」
↓↓↓
アクション:「○○部門への説明会、よろず相談会を行い、まだ使った事がないユーザのフォローをする」

このように、アクションまで行わないとあまり意味がないため、ぜひこちらも考えてみていただければと思います!

こちらのセッションは以上です。
→ Power BI サービス練習帳に戻る

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