エラー内容
Cognos Analytics 11.0.7@Linuxで発生しました。
データソースはDB2 11ですが、Cognos Administrationでのデータソース接続は問題ないものの、Framework Managerのメタデータ・ウィザードでテーブルを取り込もうとすると、以下のエラーとなりました。
BMT-IMP-0002 メタデータ要求を実行できませんでした。invalidDriverLocationCAF-WRN-2082 エラーが発生しました。
原因
以下のフォルダーにJDBCドライバーを置いていた事が問題でした。
# pwd
/opt/ibm/cognos/analytics/webapps/p2pd/WEB-INF/lib
# ls | grep db2
db2jcc.jar
db2jcc4.jar
db2jcc_license_cu.jar
/opt/ibm/cognos/analytics/v5dataserver/lib などにも置いてはいけません。
/opt/ibm/cognos/analytics/drivers のみに置くようにしましょう。
/opt/ibm/cognos/analytics/webapps/p2pd/WEB-INF/lib からJDBCドライバーを削除して、Cognosを再起動すると。
ちなみに、何故 /opt/ibm/cognos/analytics/webapps/p2pd/WEB-INF/lib にドライバーを置いていたかですが、カスタム認証のJDBCSampleをセットアップするためです。
Cognos Analytics 11.0.4では、/opt/ibm/cognos/analytics/webapps/p2pd/WEB-INF/libにドライバーを置かないとカスタム認証が実装できませんでした。
SDKのreadme.txtにもその様に記載されていて、Cognos Analytics 11.0.7のreadme.txtでもその記載は変わっていないのですが、11.0.7では/opt/ibm/cognos/analytics/driversにドライバーを置くだけで問題なくカスタム認証できました。
きっとどこかで同じ事が発生すると思いますので、この情報がお役に立てばと思います。