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Cognos Analytics で逆スタースキーマモデルの実践 - ③属性データのモデル取り込み

Last updated at Posted at 2018-09-10

概要

前回までのところで、統合ディメンションを作成しての逆スタースキーマモデルで、自由分析を実現する方法をご説明しました。

第②回:自由分析への対応
https://qiita.com/shinyama/items/5bb75bae2e67d6e9cac0

統合ディメンションには、キー列しか含まれませんでしたが、実際にはマスター表には「名称」などの属性データが存在しますので、この属性データをどうやって逆スタースキーマモデルに取り込むか、という点が今回の内容です。

属性データを持つマスター表のモデルへの追加

下記モデルで、統合ディメンションとしてのDIMB1を作成しましたが、元々持っている製品マスター表(DIMB2)があるとします。
このDIMB2表のPNAME(製品名)を自由分析では使いたいと思いますので、どうやって前回までにモデルに取り込むか、というところです。
image.png

DIMB2はDIMB1の補佐的な役割なので、DIMB1とDIMB2を接続するとして、DIMB2のPROD 1個につき、DIMB1のPRODは複数あるので、1..1 対 1..n でやってみます。
image.png

レポート出力はというと、CAPのCHINAとJAPANのSALESが合計されて同じ値で表示されてしまっています。
001.JPG

正解はこちらでした。1..1 対 1..1で接続します。
image.png

レポートの出力はこちらになります。無事正常に出力されていますね。
002.JPG

モデルのまとめ

逆スタースキーマで自由分析を行いたい時の、モデルを概念図にまとめるとこんな感じです。
image.png

次の問題 - パフォーマンス

このモデルで正確な値が出力できるようになったのですが、最後に残ったのはパフォーマンスが遅いという問題でした。
次回は最終回で、パフォーマンスへの対応を投稿します。

目次

第①回:基本的なモデルの動作検証
https://qiita.com/shinyama/items/0567425a4a47ad7d6efa

第②回:自由分析への対応
https://qiita.com/shinyama/items/5bb75bae2e67d6e9cac0

第③回:属性データのモデル取り込み
https://qiita.com/shinyama/items/b66d59a92a58533f7c2b

第④回:パフォーマンス・チューニング
https://qiita.com/shinyama/items/b4b28844b4235db70032

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