#概要
IBM Cognos Framework Manager は、IBM Cognos Analytics のメタデータ・モデル作成ツールです。
ここでは、Framework Manager の導入方法を紹介します。
前提として、IBM Cognos Analytics のサーバー・コンポーネントすべてがインストールされている必要があります。
インストールを未実施の方はこちらから実施ください。
Cognos Analytics 11.1 インストール手順
https://qiita.com/shinyama/items/fbaf4a81f33de79e4687
Framework Manager の導入には、以下2つのモジュールが必要になります。
・ インストーラー (ca_installer_win_2.0.exe)
使用モジュール: IBM Cognos Analytics Installer 2.0 Microsoft Windows Multilingual (CNV57ML)
・ Framework Manager モジュール
使用モジュール: IBM Cognos Analytics Client 11.1.1 Muitiplatform Multilingual (CNV58ML)
#1. インストーラーを開始します。
インストーラー を管理者権限で実行します。
Framework Manager モジュール を指定します。
「IBM Cognos Analytics ツール」を選択します。
#2. インストールするツールを選択します。
「IBM Cognos Framework Manager」を選択します。
#3. 使用条件に同意します。
「使用許諾契約の条項に同意する(A)」にチェックを入れます。
#4. インストール・ディレクトリーを指定します。
今回はデフォルトのままにします。
#5. 導入を開始します。
「インストール」ボタンをクリックします。
#6. Cognos Configurationで設定します。
Framework Manager が IBM Cognos Analytics にリモート接続する場合は、Framework ManagerのCognos Configuration で設定を行う必要があります。
管理者権限で、「IBM Cognos Configuration」を開きます。
左メニューから「Local Configuration」 > 「Environment」 を開きます。
以下のように、ゲートウェイURI と 外部アプリケーション用ディスパッチャー URI の ホスト名 部分を"localhost"から完全修飾ホスト名または IP アドレス に書き換えます。
※ ここでは ホスト名 部分はマスキングしています。
・Gateway URI: http://<ホスト名>:9300/bi/v1/disp
・Dispatcher URI for external applications: http://<ホスト名>:9300/bi/v1/disp
左メニューから「Local Configuration」 > 「Security」 > 「Cryptography」 を開き、以下のように設定します。
・Store symmetric key locally? : False
・Common Symmetric key life time in days: 36500
各設定が完了したら、画面左上の「保存」ボタンをクリックし、設定を保存します。
#自己学習記事一覧
Cognos Analytics をエンドユーザーの方に自己学習して頂くためのサイト
https://qiita.com/shinyama/items/95885c7246dc413b6448
参考情報
Cognos Analytics の Framework Managerでデータソース接続時に「BMT-IMP-0002」「DPR-ERR-2079」エラー
https://qiita.com/shinyama/items/64cd2950931665458664