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PowerBIを使って3分でCovid-19最新状況のグラフを作成する

Last updated at Posted at 2020-05-12

新型コロナウイルス感染症に関し、感染予防や診療などに従事し地域医療を支えている医療関係者の皆さまに心より敬意を表します。

新型コロナウイルスが発生してから、行政や企業などの尽力により感染データの公開環境が整備され、データの可視化・分析に関する多くのツールやノウハウが公開されています。本記事ではそれらの活動の一つとして、セルフBIツールであるPower BIを使って最短で感染者数のグラフを作成する方法を紹介します。

データソース

新型コロナウィルスの感染者数データとしてCOVID-19 Japanが公開しているオープンデータを使います。本データは厚生労働省に帰属します。

Microsoft Power BI

Microsoft社のBIツールであるPower BIでグラフを作成します。Power BIをインストールしていない方はMicrosoft Storeから、またはダウンロードページからインストーラをダウンロードしてインストールして下さい。Power BIの操作方法についてはMicrosoftのヘルプ等をご覧ください。

データの読み込み

はじめにグラフ化するデータの読み込みを行います。

メニューの「データを取得」をクリックし、「データの取得」ダイアログを開きます。

image.png

「JSON」を選択し「接続」をクリックします。

image.png

JSONファイルを指定するダイアログが表示されますので、「ファイル名」にデータのURLを入力し「開く」をクリックします。

image.png

Power Queryエディターの設定

データが読み込まれるとPower Queryエディターが起動します。今回は都道府県ごとのデータを表示するため「area」の「List」をクリックします。

image.png

「テーブルへの変換」をクリックします。

image.png

この画面では何も変更せず「OK」をクリックします。

image.png

カラムの右上にあるアイコンをクリックします。

image.png

全てのフィールドが選択されていることを確認し「OK」をクリックします。

image.png

都道府県ごとのデータが一覧表示されます。

image.png

このまま読み込むと感染者数などの数値データもテキストとして読み込まれてしまうため、データタイプの変換を行います。

「Column1.npatients」カラムより右のカラムをすべて選択します。

image.png

この状態でメニューの「データ型」から「整数」を選択します。

image.png

最後に「閉じて適用」をクリックし、Power Queryエディターを閉じます。

image.png

グラフの表示

それでは読み込んだデータを使ってグラフを作成します。

まず画面右の「フィールド」に読み込んだフィールドが表示されていることを確認してください。

image.png

「視覚化」から「集合縦棒グラフ」をクリックし棒グラフを配置します。

image.png

配置したグラフを選択すると「視覚化」にデータフィールドを設定する項目が表示されます。「軸」に都道府県名を示す「Column1.name_jp」フィールドを、「値」に感染者数を示す「Column1.npatients」フィールドをそれぞれドラッグしてください。

image.png

フィールドを配置すると、下図のように都道府県ごとの感染者数が表示されます。

image.png

今回の例では感染者数のみを表示しましたが、現患者数(ncurrentpatients)や現重症者数(nheavycurrentpatients)などのフィールドもグラフに表示することができます。

おわりに

今回はPower BIでオープンデータにアクセスし感染者数のグラフを作成しました。この取り組みが新型コロナウイルス感染の早期収束に向けて少しでも役に立てることを願っています。

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