エクスポート(export)とインポート(import)とは
JavaScriptのexportとimportは、モジュールのエクスポートとインポートを行うための構文です。これらを使用することで、JavaScriptのファイルをモジュールとして定義し、他のファイルから再利用することができます。
export
exportキーワードは、モジュールから特定の要素(変数、関数、クラスなど)を渡すために使用されます。モジュールの中でexportキーワードを使用してエクスポートされた要素は、他のファイルからインポートすることができます。
// モジュールから変数をエクスポートする例
export const myVariable = 'Hello';
// モジュールから関数をエクスポートする例
export function myFunction() {
console.log('Hello, world!');
}
// モジュールからクラスをエクスポートする例
export class MyClass {
constructor() {
console.log('MyClass instantiated');
}
}
import
import
キーワードは、他のモジュールからエクスポートされた要素を取り込むために使用されます。インポートされた要素は、インポートしたファイル内で使用することができます。
// 外部のモジュールから変数をインポートする例
import { myVariable } from './myModule';
// 外部のモジュールから関数をインポートする例
import { myFunction } from './myModule';
// 外部のモジュールからクラスをインポートする例
import { MyClass } from './myModule';
まとめ
JavaScriptのexport
とimport
を使用することで、ファイルやコードの構造を整理し、再利用性を高めることができます。これらの構文は、ES6(ECMAScript 2015)以降で導入され、モダンなJavaScriptアプリケーションの開発において広く使用されています。