<背景>
最近CNCのミリングマシンの調整をしており、このミリングマシンがレーザー加工も行える。
そこでレーザー加工用のG-codeを作成してみた。
<使用機材>
汎用PC
OS windows10
<手順>
インクスペースのダウンロード
レーザーツールプラグインのダウンロード
エッジの検出
pngデータをベクターデータに変換する
ncファイル出力
<方法>
インクスペースをダウンロードして インストールする
INKSCAPEの公式サイトに行って
ダウンロードからWindows用のINKSCAPEをダウンロードする。
exeファイルを走らせるとウィザードで簡単にインストールできる。
レーザーカッターの加工用データを作成するためのプラグインInkscape laser Plug-Inをインストールする
ここのサイトで自分が使用してるINKSCAPEと同じバージョンのプラグインをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルはzipなので全て展開する。(移動させるので、ここではどこで展開してもよい)
展開したファイルをINKSCAPEの下層、C\Program Files\inkscape\share\extensions の中に入れてINKSCAPEを再起動する。メニューのエクステンションの中にGenerate laser Gcodeがあればインストールは完了。
作業をするためにページサイズを加工機のワークスペースのサイズをもとに指定して、画像データからエッジを検出してベクターファイルに変換する
画像データからエッジを検出する方法
すいれん氏の作成した輪郭検出器を利用してエッジを検出します。
ここからダウンロードできる。
ダウンロードして全て展開してexeを走らせるとアプリが立ち上がる。
ファイルから加工したいデータを選択して開いて実行すると輪郭が抽出されるので、抽出された画像をファイルから保存する。
ここでできたデータをINKSCAPEを利用してベクターデータに変換する。
INKSCAPEのメニュー→ファイルからインポートで変換したい画像を読み込む
メニュー→パス→ビットマップをトレースをクリックする。
モードタブの平滑化と オプションタブの角を平滑化のチェックを外す
画像の上にベクターオブジェクトができるのでドラッグしてずらす。
一旦名前をつけて保存する。
ベクターデータができたのでレーザー加工用のG-codeに変換する。
エクステンションからGenerate laser GcodeからJtech Photonic Laser Toolをクリックして開く。
必要な事項を調整する。path刃自分の場合はわかりやすいようにデスクトップを指定しています。
適用を押すと.ncというファイルの形で出力される。
ファイル例
このファイルをG-codesenderに入れるとレーザーカッターが制御できる。
<参考情報>
Inkscappe 公式サイト
https://inkscape.org/ja/
InkscapeDesingn
http://inkscapedesign.web.fc2.com/index.html
Inkscape laser Plug-In Using the Inkscape Laser Tool Plug-in
https://jtechphotonics.com/?page_id=2012%E3%80%80%E3%80%8086953405
G-code加工データへの変換について
http://cubiio.muherz.com/jp/gcode_instruction.html
無料ソフト(オープンソース)のInkscapeを使って、簡単にベクター化
https://www.conifer.jp/qr_make/how_to/vector-henkan2.html