こんにちは、JetBrains公式代理店NATTOSYSTEMのマーケティング、西山です。
1. PyCon JP 2025にJetBrainsと共同出展しました
2025年のPyCon JP 2025にて、私たちNATTOSYSTEMはJetBrainsと共同でブースを出展しました。
JetBrainsはPython IDE「PyCharm」をはじめとする開発ツールを提供しており、
ブースではPyCharmとJetBrainsのコーディングエージェント「Junie」を紹介しました。
さらに、今回が初登場となるNATTOSYSTEMオリジナルグッズも配布!
多くの方が足を止めてくださり、ブースは終始にぎやかな雰囲気でした。
今後のイベントでも配布予定なので、ぜひブースに立ち寄ってゲットしてください!
ブースでは、来場いただいたPython開発者の方々にアンケートを実施し、開発環境やAIツール利用の現状など、リアルな声を集めました。
2. アンケート概要
今回のアンケートでは、合計で122件の回答 をいただきました。
Pythonを日常的に業務や学習で活用している方を中心に、
幅広いバックグラウンドを持つ参加者からリアルな声を集めることができました。
設問は以下の5項目です:
- 職種
- Python利用歴
- 主な開発用途
- よく使うIDE / エディタ
- AIツール利用状況
一部、PyCon JP 2024で行ったアンケート結果と比較している部分もありますので、見ていきましょう!
3. 回答結果サマリー
職種
参加者の多くは「開発者・プログラマー・ソフトウェアエンジニア」で、イベントの性質を反映した結果となりました。
一方で、「データエンジニア/データサイエンティスト」職も一定数見られ、Pythonの活用が機械学習・分析領域にも広がっていることがわかります。
2024年と比べて職種分布に大きな変化はなく、依然として現場エンジニア層が中心となっています。
主な開発用途
最も多かったのはWeb開発で、次いで機械学習、データサイエンスが続きました。
一方で、AI開発やインフラ構築、ゲーム開発などの回答もあり、Pythonの用途が多様化しています。
2024年と比較するとWeb開発はやや減少し、AI・ネットワーク・ゲーム開発分野が微増。
より多様なプロジェクトでPythonが使われる傾向が見られました。
Python利用履歴
回答の中で最も多かったのは「5年以上」の経験者層でした。
また、「3〜5年」層も厚く、Pythonを学び始めてから実務で使いこなす層の成長が感じられます。
2024年と比較すると、3年以上の経験者層全体が大きく増加しており、Pythonが“長く使い続ける言語”として定着していることが分かります。
よく使うIDE/エディタ
最も多かったのはVisual Studio Codeでしたが、PyCharmやIntelliJ IDEAなどJetBrains製IDEの利用も安定して見られました。
多くの方が、プロジェクト管理のしやすさやAI連携のしなやかさといった点でPyCharmに注目しており、
コーディング効率だけでなく思考を支援する開発体験を求める声が増えています。
2024年と比較してVS Codeの割合はやや減少(−5.7pt)し、JetBrains IDEの利用は安定的に推移。
また、CursorやClaude CodeといったAI対応エディタが、今年は実際に利用されるツールとして回答に現れたのも印象的です。
AIを活用した開発環境が、確実に選択肢のひとつとして定着し始めていることが分かります。
AIコーディング支援ツールの利用
Claude CodeやGitHub Copilotなどの利用が大きく増え、
2024年からAI活用が“実験”から“実務”へと広がっている様子が見られました。
一方で、JetBrainsのコーディングエージェント「Junie」は、
コードを“書く”のではなく“考える”開発支援として、これからの展開が期待されます。
5. 留意点
本アンケート結果は、PyCon JP 2025のJetBrainsブースで回答いただいた方々を対象としたものであり、
イベント全体の参加者傾向を代表するものではありません。
ただし、ブースを訪れた方々は実際にJetBrains製品を利用・検討している開発者が多く、
Python開発現場の“リアルな声”を反映した結果といえます。
6. おわりに
NATTOSYSTEMでは、これからもJetBrains製品の魅力や最新情報を日本の開発者のみなさまにお届けするとともに、
現場の声をJetBrainsへ届ける橋渡し役を続けていきます。
PyCon JP 2025で得られた学びを糧に、今後も開発者の生産性を支える活動を広げていきます。