こんにちは、NATTOSYSTEMのマーケティング担当です。
1. はじめに
2025年7月に開催された「開発生産性カンファレンス2025」にて、JetBrains様と共同でブースを出展しました。
その中で、ブース来訪者を対象に「開発環境・AIツール活用・技術情報の収集」に関するアンケートを実施。
本記事ではその結果をレポート形式でご紹介します。
2. アンケート概要
- 実施日:2025年7月3日~4日
- 実施場所:開発生産性カンファレンス2025 JetBrains×NATTOSYSTEMブース
- 回答数:249件
- 対象:ブース来訪の開発者・エンジニア・マネージャー等
3. 結果:カテゴリ別に紹介
使用しているIDE・エディタは?

やはりVisual Studio Codeがトップ。シンプルな操作性と拡張機能の豊富さから、あらゆるレベルの開発者に支持されている様子が伺えます。
一方で、JetBrains系IDE(IntelliJ IDEAやPyCharmなど)も非常に高い利用率を記録。
チーム全体での統一や、強力な補完・リファクタリング機能に魅力を感じているユーザーも多いようです。
近年急速に伸びているCursorやWindsurfなどのAI搭載エディタもランクイン。
AIアシスト付きエディタが新たな選択肢として注目されつつあることが分かります。
AIツールは日常で使っている?

「毎日使っている」という回答が過半数に達した点は、非常に印象的でした。
GitHub CopilotやChatGPT、Geminiなど、開発補助のAIツールがすでに日常のワークフローに組み込まれている様子が伺えます。
一方で「たまに使う」「試してみたが定着していない」という声もあり、導入・運用フェーズに課題を抱えるケースも存在します。
JetBrains AIのように、IDEに統合された形でのAI活用は、今後より一層の普及が期待されそうです。
回答者の職種構成

回答者の中心は「開発者/ソフトウェアエンジニア」でしたが、それだけにとどまらず、
Tech Lead、アーキテクト、チームリーダー、マネージャー、CTOなど、職種は多岐にわたりました。
プロダクトの意思決定に関わる層からのフィードバックも多く、ツール導入や改善に対する意識の高さが感じられました。
IDEやエディタに感じている課題

最も多かったのは「各チーム・開発者の環境がバラバラで管理が難しい」という課題。
これは中〜大規模チームに共通する悩みかもしれません。
次いで、「設定の配布が煩雑」「ライセンスの可視化が不十分」など、運用・統制面の悩みが続きます。
特筆すべきは「AI連携が遅れている気がする」といった声も少数ながらあった点。
開発環境におけるAIの統合が、新たな基準になりつつあることを示しています。
情報収集元は?

最も多かったのは「技術系メディア・ニュースサイト(例:CodeZine、Publickey、Think ITなど)」でした。
安定した信頼性や整理された情報が得られる点で、日々のキャッチアップ先として広く活用されていることがわかります。
2位は「X(旧Twitter)」。技術系インフルエンサーの発信やリアルタイムな話題の強さが評価されているようです。
「勉強会・カンファレンス」も根強い人気。現場の空気感や実例ベースの学びを得られる場所として重宝されている様子がうかがえます。
YouTube、書籍、Qiitaなどの投稿プラットフォームも挙げられており、情報源は多様化が進んでいます。
4. 考察・気づき
- AIツールは「毎日使う」層が想像以上に多い
- IDEはVSCode一強ではあるが、JetBrains IDEユーザーも非常に多い
- Twitter(X)の情報収集力は依然として高く、技術者の反応を探るのに有効
→ 今後、ツールの導入や情報提供のあり方を考えるうえで、開発現場の声を継続的に拾っていく重要性を再認識しました。
5. おわりに
本アンケート結果が、開発現場の改善やチーム内のツール見直し、AI導入検討の参考になれば幸いです。
JetBrains製品やAIアシスタント「Junie」について詳しく知りたい方は、以下のリンクもぜひご覧ください。