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AWSの開発環境構築手順:SES編

Last updated at Posted at 2024-12-19

SESとは?

ChatGPTに質問しました。

Q:SESに関して5行程度で教えてください。

A:
AWSのSES(Simple Email Service)は、スケーラブルでコスト効率の良いEメール送信サービスです。
主にマーケティングメールや通知、トランザクションメールの送信に適しており、アプリケーションから簡単にメールを送れるAPIやSMTPインターフェースを提供しています。
SESは、スパム対策やDKIM署名などのセキュリティ機能が組み込まれており、信頼性の高いメール送信が可能です。
また、メール送信のレポート機能もあり、開封率やクリック率の分析に役立ちます。

メールサーバー(SMTPサーバー)の機能を提供してくれます。
SESというよりもSMTPの理解を深めると、後述の手順が良く理解できそうです。
SMTPで送られるメッセージは下記3つで構成されています。

  • Envelope:送信元と送信先の情報を持ち、これを使用して送受信が行われる
  • Header:普段目にするFROM、TOやタイトルなど
  • Body:メール本文

またメールに欠かせないドメインの認証技術には下記3つが存在します。

  • SPF:Envelopeのドメインのなりすましを検知
  • DKIM:Header、Bodyの改ざんを検知
  • DMARC:SPF、DKIMで検知されたときの処理を設定

参考:AWS SESでのドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)設定のポイント

作業内容

SESのID作成

Amazon SES>設定>IDと進み、[IDの作成]を押す

image.png

下記を設定する

  • IDタイプ:ドメイン
  • ドメイン:project.com
  • 「カスタム MAIL FROM ドメインの使用」にチェック
  • MAIL FROM ドメイン:mail ※Envelopeで使用される

image.png

下記を設定する

  • IDタイプ:Easy DKIM
  • DKIM 署名キーの長さ:RSA_2048_BIT

image.png

[IDの作成]を押す

image.png

Route53のレコードを確認

Route53>ホストゾーン>project.comと進むと、登録されているレコードが一覧表示される
現状、下記が作成されているはず

  • Aタイプ:ALB用
  • CNAME:前手順の「DKIMの詳細設定」で「DNS レコードの Route53 への発行」にチェックが入っていれば自動で作成される
  • MX:前手順の「ID の詳細」で「DNS レコードの Route53 への発行」にチェックが入っていれば自動で作成される
  • TXT:前手順の「ID の詳細」で「DNS レコードの Route53 への発行」にチェックが入っていれば自動で作成される、SPF用

image.png

SESで作成したIDのページを開くと、下の方にDMARCのレコードを作成する項目があるので、[DNS レコードの Route53 への発行]を押す

image.png

Route53を確認すると下記レコードが作成されている

image.png

noneは全て受信する設定、運用していく上で必要に応じてquarantine rejectに変える

テストメール送信

テストメール用の送信先アドレスを登録する

Amazon SES>設定>IDと進み、[IDの作成]を押す

image.png

  • 「E メールアドレス」を選択
  • テストで使用する送信先のメールアドレスを入力
  • [ID の作成]を押す

image.png

テストメールを送信する

先ほど作成したドメインのIDにチェックを入れて、[テスト E メールの送信]を押す

image.png

下記を入力して、[テスト E メールの送信]を押す

  • From-address:任意のアドレス
  • シナリオ:「カスタム」
  • カスタム受信者:登録したメールアドレスを入力
  • 件名:任意の件名
  • 本文:任意の本文

image.png

メールが送信される

image.png

PythonでSESを使用する

下記ページを参考に実装

参考記事

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