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【たとえで理解】EC2は“マンションの家電”だった!AWS初心者がつまずくサーバーの正体

Last updated at Posted at 2025-10-14

ChatGPT Image 2025年10月15日 00_13_45.png

最初に「EC2は仮想サーバーです」と説明されたとき、僕は正直ピンときませんでした。
「サーバーって結局どこにあるの?」「電源とかどうなってるの?」と頭の中がハテナだらけ。

でもある日、「VPC=マンション」「サブネット=部屋」「EC2=家電」「アプリ=住人」と置き換えて考えてみたら、一気にスッキリしたんです。

今回はこの“マンションたとえ”で、EC2の仕組みをやさしく解説していきます。

本記事は筆者の理解整理を目的としたもので、
AWS公式ドキュメントの要約ではありません。

EC2は「マンションの部屋に置かれた家電」

AWSの世界をひとつの“マンション”に置き換えてみましょう。

  • VPC(Virtual Private Cloud) =マンションの建物
  • サブネット=その中の部屋(パブリック or プライベート)
  • EC2(Elastic Compute Cloud) =部屋に置かれた家電(サーバー)
  • アプリケーション =その家電を操作する住人

つまり、EC2はマンションの部屋に設置された「動かせる家電」 のような存在なんです。

VPCとサブネットの“建物構造”がわかると、EC2の役割が見えてくる

AWSでは、いきなりEC2をポンと置けるわけではありません。
まず「どのマンションに」「どの部屋に」置くのかを決める必要があります。

  • VPC:自分専用の建物(外のマンションとは隔離)
  • サブネット:その建物の各部屋(ネットワークで区切られている)
  • EC2:その部屋に置く冷蔵庫やテレビのような家電

そして、家電には電気が必要ですよね。
AWSでいう「電源ON」は、EC2の起動
電源を切ると(停止すると)、中身はそのままでも使えなくなります。

具体例:住人と家電のストーリーでEC2を理解する

では、実際に「EC2マンション」の中で暮らしてみましょう。

🏢 Step1:マンションの完成(VPC)

あなた専用のマンション(VPC)を建てました。
この建物は他人のマンション(他社VPC)とは完全に別。
プライバシーが守られています。

🚪 Step2:部屋の割り当て(サブネット)

マンションには2つの部屋があります。

部屋 種類 特徴
101号室 パブリック部屋 外(インターネット)に面している
102号室 プライベート部屋 外とは直接つながらない

💡 Step3:家電を設置(EC2)

101号室にテレビ(EC2)を設置します。
このテレビを動かすために電源(起動)を入れると、家電が使えるようになります。

プライベート部屋(102号室)には、冷蔵庫(DBサーバー)を置きましょう。
外からは見えませんが、家の中(VPC内)では繋がっています。

🔌 Step4:電源と通信を整える

家電を動かすには、いくつかの仕組みが必要です。

AWS要素 たとえ 役割
Elastic IP 電気メーターの番号 外部からアクセスできる固定番号
Security Group ドアの鍵 誰が入れるか(通信できるか)を管理
NAT Gateway 共用Wi-Fiルーター 外には出られない部屋が外にアクセスするための通路

たとえば、テレビ(EC2)でネット動画を見たいとき。
直接マンションの外に出られないときは、共用Wi-Fi(NAT Gateway)経由でアクセスします。

👨‍💻 Step5:住人が操作(アプリケーション)

テレビ(EC2)そのものは電源が入っているだけ。
実際に操作するのは“住人”=アプリケーション。

住人がリモコン(コマンド)でテレビを操作し、情報を表示したり、
他の部屋(DB)と通信したりするわけです。

まとめ:EC2は「動かせる家電」、アプリは「それを使う住人」

AWSの中で起こっていることを整理するとこうなります。

AWS要素 たとえ 説明
VPC マンション 外界から独立した空間
サブネット 部屋 パブリック/プライベートで用途を分ける
EC2 家電 実際に動かすコンピューター
アプリ 住人 家電を操作して仕事をする
Elastic IP 電気メーター 外から特定できる固定番号
Security Group 通信を制御するセキュリティ
NAT Gateway 共用Wi-Fi 外部との出口になる共有回線

まずは「家電の電源を入れてみよう」

もしまだAWSアカウントを持っていないなら、無料枠でEC2を起動してみましょう。

やることはシンプルです。

  1. VPC(マンション)を作る
  2. サブネット(部屋)を設定する
  3. EC2(家電)を置く
  4. 起動(電源ON)する
  5. 終了(電源OFF)する

ブラウザからアクセスして「動いた!」という感覚を得られた瞬間、
クラウドがぐっと“生活に近いもの”に感じられるはずです。

💡 まとめ:EC2は、マンションの部屋に置かれた「動かせる家電」

EC2は、マンションの部屋に置かれた「動かせる家電」。
それを操作する住人(アプリ)がいるからこそ、クラウドの世界は動き出す。

次回は、この“マンション生活”の次のステップ。
「Auto Scaling=清掃員」 というたとえで、トラフィック制御の仕組みを解説していきます。

「たとえで理解シリーズ」続編もぜひチェックしてみてください。

本記事は、生成AIとの対話を通じて構成・推敲を行いました。
たとえや構成のアイデアを生成AIと整理しながら、
読者に「直感的に伝わる説明」を目指しています。

参考

📚 他の記事はこちら

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