0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【たとえで理解】Route53とは?“郵便局”でわかるDNSとドメイン、主要レコードの仕組み

Last updated at Posted at 2025-10-24

ChatGPT Image 2025年10月24日 22_43_54.png

最初に「Route53ってDNSのサービスです」と言われても、正直ピンとこないんですよね。
DNSって言葉も「名前解決」とか「レコード」とか、抽象的な用語が多い。

僕も最初、「名前を解決するってどういうこと?探偵か何か?」
と思っていました。

でもある日、「これ、郵便局みたいなもんやな」と思ったら一気に腑に落ちたんです。
今回はその“郵便局たとえ”で、AWS Route53をわかりやすく整理していきます。

本記事は筆者の理解整理を目的としたもので、
AWS公式ドキュメントの要約ではありません。

Route53=インターネットの郵便局

インターネットの世界にも、「住所」と「宛名」があります。
住所は IPアドレス(例:192.0.2.0)、宛名は ドメイン名(例:example.com)です。

でも人間は数字の羅列なんて覚えられません。
だから「example.com」と入力すると、自動的に正しい住所(IPアドレス)に変換してくれる仕組みが必要。
それが DNS(Domain Name System)

AWSでその“住所変換係”つまり、郵便局を担っているのが、Route53なんです。

郵便でたとえるDNSの世界

DNSを郵便に置き換えると、こんな関係になります。

郵便の世界 DNSの世界 AWSの役割
宛先 ドメイン名(example.com) Hosted Zone(管理エリア)
郵便番号簿 DNSレコード 各種レコード設定
郵便局 Route53(ネームサーバ) ドメイン案内サービス
配達員 インターネットのDNSサーバ群 情報を順に届ける
支店郵便局 サブドメイン(mail.example.com) 管理を委譲できる

つまり、Route53はAWSの世界にある「郵便局」です。
手紙(Webリクエスト)を受け取ったら、どの住所(IPアドレス)に届ければいいかを調べてくれます。

ストーリーで理解する:ブラウザからサーバへ届くまで

たとえば、あなたがブラウザにこう入力したとします。

https://example.com

これを郵便にたとえると、以下のような流れになります。

  1. 手紙を書く(ブラウザにURL入力)
     →「example.com宛」という手紙を書きます。

  2. 近くの郵便局に出す(DNS問い合わせ)
     → ブラウザがまず身近なDNSサーバ(ISPやキャッシュ)に問い合わせます。
     「この宛名(example.com)って、どこ(住所=IPアドレス)に届けたらいいの?」

  3. 中央郵便局が住所簿を参照(Route53の出番)
     → 郵便局が全国の住所簿(DNSレコード)を順番にたどり、最終的にRoute53にたどり着きます。Route53が「このドメイン名の住所は192.0.2.0だよ」と教えてくれます。

  4. 配達員が指定の住所に届ける(サーバ接続)
     → ブラウザはそのIPアドレスに向けて通信を開始します。

  5. 相手が手紙を受け取る(Webページ表示)
     → サーバが応答し、あなたの画面にWebページが届く。

これが「ブラウザでアクセス → Route53が宛先を案内 → サーバに届く」までの一連の流れ。
郵便局の仕組みとほぼ同じですよね。

郵便業務でたとえる主要なDNSレコード

Route53で設定できる“DNSレコード”は、郵便でいうと「どんな種類の郵便をどう処理するか」という業務分類にあたります。

レコード種別 役割 郵便のたとえ
Aレコード ドメイン名 → IPv4アドレスを登録 「山田さん=東京都〇〇町1-2-3」と住所簿に登録
AAAAレコード ドメイン名 → IPv6アドレスを登録 新しい住所形式(6桁郵便番号のようなもの)
CNAMEレコード 別名(サブドメイン)を別の名前に転送 「支店宛の手紙は本店に転送してね」転送設定
MXレコード メールサーバの宛先を指定 「この郵便はメール専門の部署へ」
TXTレコード ドメインの付加情報を登録 「この差出人は本物ですよ」という印鑑(SPF/DKIM)
NSレコード 管理を委譲するネームサーバを指定 「この地域の配達は支店郵便局Bが担当」

これを覚えておくだけで、Route53の設定画面で迷わなくなります。
「A=住所」「CNAME=転送」「MX=メール」と頭に入れておくと◎。

Hosted Zoneとは?=郵便局の管轄エリア

Route53でドメインを登録すると、自動的に「Hosted Zone」が作成されます。
これは郵便局でいう“管轄エリア”みたいなもの。

たとえば:

  • example.com のHosted Zone
     → この郵便局(Route53)が example.com 宛のすべての手紙を扱う

もしサブドメイン mail.example.com を別のシステムで管理したいなら、
別の郵便局(NSレコード)を指定して“委譲”すればOK。
これがDNSの「委譲(Delegation)」という仕組みです。

実際のRoute53設定を郵便でイメージする

AWSコンソールのRoute53でAレコードを追加するとき、
「名前」と「値」を入力しますよね。

  • 名前:example.com
  • 値:192.0.2.0

これはまさに「宛名と住所を郵便番号簿に書く」行為そのもの。
CNAMEを設定すれば「mail.example.com → gmail.com」と転送ルールを追加できます。
MXを登録すれば「このドメイン宛の郵便(メール)は専用窓口へ」と案内されます。

まとめ:Route53は“住所案内サービス”だった

DNSは「名前を解決する」仕組み。
Route53はその作業をAWS上で自動化してくれる“住所案内サービス”です。

  • ドメイン名=宛名
  • IPアドレス=住所
  • Route53=郵便局
  • DNSレコード=住所簿

この構図で整理すれば、DNSがぐっと身近に感じられるはず。
Route53はAWS初心者でも理解しやすいサービスの一つです。

実際にRoute53を触ってみよう

まずはAWS無料枠でRoute53を開き、

  • Hosted Zoneを作成
  • Aレコードを登録
  • digコマンドなどで動作確認

をやってみてください。

「郵便局で住所を登録してる感覚だな」と思えたら、あなたの理解はもうバッチリです。


✍️たとえで理解シリーズでは、
AWSの難しい概念を「身近なたとえ」で分かりやすく解説しています。
フォロー・いいね・コメントで、あなたの理解の旅を一緒に進めていきましょう!

「たとえで理解シリーズ」続編もぜひチェックしてみてください。

本記事は、生成AIとの対話を通じて構成・推敲を行いました。
たとえや構成のアイデアを生成AIと整理しながら、
読者に「直感的に伝わる説明」を目指しています。

参考

📚 他の記事はこちら

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?