はじめに
日頃、WEB会議をよくしますが、
- Zoom
- Google Meet
- Teams
- Skype
- Webex
などなど、いろんなツールがありますね。
特に Zoom に関しては多くの人が1度は利用したことがあるのではないでしょうか。
私がよく利用しているのは Zoom で、ちょっと話したい〜なんてときは Slack ハドルミーティングが多いと思います。
そんな中、画面共有する時に以下のようなシーンがよくあるなぁと。
画面共有時の確認
朝会で画面共有しているシーン(Zoom)
「画面共有しますね〜」
「私の画面見えていますでしょうか〜?」
「うん、見えてるよ〜」
なんていう会話が日常的に交わされています。
経験上、
「いや、見れないな〜」
というパターンはほぼないので 「この確認要るかな・・・?」 とたまに思ってしまいますが、実際相手にはどう見えているかわからないし、無駄な確認ではないと思うので、
- 確認しておきたい人は確認すれば良い
- 「うん、見えてるよ〜」と、できるだけ反応する
というスタンスでおります。
そもそも、「共有見れないわ〜」というシーンがないのはツールの精度が高いということにもなりそうですが、そんなことを考えていたら急に Zoom のようなビデオ会議ツールは UDP が使われているんだっけ、とふと気になったので TCP と UDP の違いをおさらいしておこうかなと簡単にまとめてみます。
TCP と UDP
Zoom などのビデオ会議で使われる通信プロトコルは UDP が使われることが多く、TCP と比較すると以下のような特徴があります。
プロトコル | TCP (Transmission Control Protocol) |
UDP (User Datagram Protocol) |
---|---|---|
コネクション | あり | なし |
信頼性 | 高い | 低い |
速度 | 遅い 相手からの応答を待つ |
速い 相手からの応答を待たない |
主な用途 | Webの閲覧、メールの送受信、ファイル転送など、欠けて困るようなデータや必ず相手に届かなければいけないデータを送信する時に利用 | 動画配信や音声通話などリアルタイム性の求められるシーンや簡易な通信(DNS等)に利用 |
特徴 | コネクションの確立、維持、切断 | 通信は双方向ではなく一方的、信頼性がない(パケットロス) |
UDP はスピード重視で通信としては一方的であり、TCP に比べて信頼性が低いということですね。
たしかに、Zoom などでビデオ会議をする際には通信速度が重要ですよね。
1つのパケットのためにその後のパケットが待たされる...なんてことになるとリアルタイムに会話が進められないので多少のロスは許容するということです。たまに会話が途切れるのはそのためのようです。
Zoom 画面共有の設定画面
Zoom の設定画面に以下のような画面共有時のオプションが存在しているので、デフォルトは UDP ということなのですかね。
TCP を使用する設定にした場合どんな挙動になるのかは試していませんが、速度的には落ちる前提のはずです。
UDP で画面共有ができない(見れない)場合に試す価値はありそうです。
最後に
「私の画面見えていますでしょうか〜?」
「うん、見えてるよ〜」
これはつまり、感覚的に TCP に近いですね。(高信頼度)
もし誰も反応してくれなかったら落ち込んじゃいますけど!