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【未経験】3つの壁と乗り越え方

Last updated at Posted at 2025-09-22

はじめに

こんにちは、エンジニア4年目の嶋田です。
この記事を開いていただき、本当にありがとうございます!

未経験からエンジニアになった私が今になって思うのは、「この仕事、コードが書けるだけじゃダメだったんだ…」ということです。

もちろん技術力は必須なんですが、それと同じくらい 「どうやって考えればいいんだろう?」という思考のクセや、「どうやってチームで動けばいいの?」っていう人との関わり方に、何度も何度も悩まされてきました。

そこで今回は、私がエンジニアになるまでにつまずき、「当時は本当にしんどかった…」と感じた3つの壁について、私なりの乗り越え方を体験談としてお話しさせてください。

この記事が、今まさに同じ場所で悩んでいるあなたの隣で、「わかるよ、大丈夫だよ」って言えるような、そんな存在になれたら嬉しいです。

目次

【技術の壁】「エラーは自力で解決しなきゃ」と思い込んでいた頃

プログラミングを学び始めると、毎日がエラーとの戦いでした。

「これを自力で解決できないと成長しないんだ」って、なぜか意地になってしまって…。一人で半日以上も画面とにらめっこして、結局何も進まずにPCを閉じる、なんて日もザラでした。

正直、心が折れかけました。

どう乗り越えたか:先輩が教えてくれた『15分だけ悩む』という考え方

そんな私を見かねたのか、ある時、先輩が「15分だけ全力で悩んで、それでも分からなかったら誰かに聞くといいよ」と教えてくれたんです。

目から鱗でした。

15分ルールの具体的なやり方

  1. 最初の15分は、自分のために全力で戦う時間。
    エラーを声に出して読んでみたり、検索したり、自分なりに仮説を立ててコードをいじってみたり。

  2. 15分経ったら、人の力を借りる準備をする時間。
    この15分で「何を試して」「どうダメだったか」をメモして、質問を整理しにいく。

この考え方を知ってから、無駄に自分を追い詰めなくなり、精神的にすごく楽になりました。同時に、「どう質問すれば伝わるか」を考えるクセもついて、結果的に成長につながった気がします。

なぜ15分なのか?

  • 短すぎず長すぎない絶妙な時間
  • 自力で解決する達成感も味わえる
  • でも沼にはまりすぎない安全装置にもなる
  • チームメンバーへの配慮も示せる

結果: エラーへの恐怖感が減り、「15分で解決できたらラッキー、できなくても学びはある」というマインドになれました。

【思考の壁】知っていることは増えて、何も作れないジレンマ

入門書や動画教材をたくさん見ると、「自分、結構わかってきたかも?」って気分になりますよね。私もそうでした。

でも、いざ「さあ、何か作ってみよう!」となると、真っ白な画面を前に手が止まるんです。

知識はあるはずなのに、形にできない。
レシピ本はたくさん読んだけど、いざキッチンに立つと何も作れない…みたいな。
本当に悔しかったです。

どう乗り越えたか:「とりあえず動かす」をゴールにしてみた

この沼から抜け出せたのは、「完璧に理解してから作ろう」という考え方を捨てて、「インプット3割、アウトプット7割」 くらいでいいんだ、と自分を許せるようになってからです。

私が意識したポイント

アクション 具体例
教材を見たら、すぐ真似してコードを書いてみる チュートリアルのコードをそのまま写経→動作確認
チュートリアルが終わったら、機能や見た目を少しだけ変えてみる ボタンの色を変える、メッセージ内容を変える
「これどうやるんだろ?」と思ったら、まず調べて、すぐ試す 「ボタン押したら音を出したい」→検索→すぐ実装

「とりあえず動く」の威力

インプットはあくまで準備運動。
「作りながら理解する」くらいの気持ちでいると、手が動くようになり、知識が本当の意味で自分のスキルになっていく感覚がありました。

動くものを作ると:

  • 自信がついて次のステップに進める
  • エラーが出ても「なぜこうなるのか?」と具体的に考えられる
  • 他の人に見せて相談しやすくなる

結果: 「完璧じゃなくても、まず形にする」習慣がつき、アイデアを実装する速度が格段に上がりました。

【人間関係の壁】忙しそうな先輩に、どうしても質問できなかった

技術的な壁を乗り越えるために「質問が大事」なのは分かっていても、それが一番難しいんですよね。

「忙しい先輩の時間を奪うのが申し訳ない…」
「こんな初歩的なことを聞いて、呆れられたらどうしよう…」

そんな気持ちが邪魔をして、何度も声をかけるのをやめました。

結果、一人で悩み続けて、もっと時間を無駄にしてしまう悪循環でした。

どう乗り越えたか:自分だけの『質問準備メモ』を作った

この壁は、私が自分なりに編み出した 「質問準備メモ」 で乗り越えました。
質問に行く前に、これだけは絶対に書き出す、という自分ルールです。

【私の質問準備メモテンプレート】

■ ゴール(何をしたいか)
例:「ユーザーがボタンを押したら、登録情報が更新されるようにしたい」

■ 現状(今、何が起きているか)
例:「でも、ボタンを押すと『TypeError』が出てしまう」

■ 試したこと(自分で挑戦したこと)
例:「エラー内容から、データの型が違うと考えて、parseInt()を試したけどダメでした」

■ 聞きたいこと(一番知りたいこと)
例:「このエラーの解決のヒントが欲しいです。それとも、そもそもやり方が違いますかね?」

このメモの効果

これを準備していくと、不思議と「自分はちゃんとやることをやった」と自信が持てて、おどおどせずに話せるようになりました。相手も状況をすぐ理解してくれるので、会話もスムーズに進むようになりました。

さらに質問しやすくなるコツ

  • 時間を指定して聞く:「5分だけお時間いただけますか?」
  • 選択肢を用意する:「AとBどちらの方向性がいいでしょうか?」
  • 感謝を忘れない:終わったら必ず「ありがとうございました!」

結果: 質問への心理的ハードルが下がり、チームメンバーとのコミュニケーションが格段にスムーズになりました。

最後に

ここまで私の体験談を読んでいただき、ありがとうございます。

エンジニアへの道は、本当に山あり谷ありだと思います。でも、私が乗り越えてきた壁は、きっと多くの人が同じようにぶつかる壁のはずです。

3つの壁を乗り越えて学んだこと

  • 【技術の壁】 → 一人で悩みすぎないで、15分で区切りをつけてみる
  • 【思考の壁】 → 完璧じゃなくていいから、まず手を動かしてみる
  • 【人間関係の壁】 → 勇気を出して、準備して、誰かに頼ってみる
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