はじめに
Build Report InspectorとはUnityでビルドした時の情報をインスペクターに表示するエディタ拡張です。
ビルドログを後で確認したりビルドに含まれるアセットを確認したりできます。
類似ツールにBuild Report ToolがありますがこちらはUnity製でPackage Manager/Asset Store/Githubから入手できます。
動作環境
Unity2019.2.11f1 (必須環境はUnity2018.1以上)
Build Report Inspector preview - 0.1.0
UIWidgets (動作確認用)
インストール
Package ManagerのAdvanced
からShow preview packages
をチェック、All packages
に切り替えてBuild Report Inspector
をインストールします。
Package Managerを使わない場合はAsset StoreもしくはGithubから導入することができます。
- https://assetstore.unity.com/packages/tools/utilities/build-report-inspector-for-unity-119923
- https://github.com/Unity-Technologies/BuildReportInspector
使い方
メニューからウインドウ > Open Last Build Reportを選ぶと/Assets/BuildReports/
フォルダにビルドレポートがコピーされてインスペクタに表示されます。このファイルはビルドした時にLibrary/LastBuild.buildreport
に作成されるので手動でコピーする事もできます。
BuildSteps
各ビルドステップのログメッセージと処理時間が表示されます。
SourceAssets
ビルドに使われたアセット一覧が表示されます。
ソート方法は以下の3つが用意されています。
- サイズ
- Output Data Files
- Importer Type
OutputFiles
ビルドで書き込まれたファイル一覧が表示されます。
Stripping
Engine Code Strippingをサポートするプラットフォームの場合にビルドに追加されたエンジンモジュールの一覧とその理由が表示されます。