ClamAVの`clamd`コマンドでエラー

前提条件

下記の設定を終了している必要がある。

ClamAV のパッケージをHomebewを使ってインストールする。
/usr/local/etc/freshclam.conf を作成し、freshclam を実行する。
usr/local/etc/clamd.conf (linuxは/etc/clamd.comf) を作成する。
ソケット（プログラムでネットワーク通信部分を担当する）ディレクトリを用意する。
PATHに/usr/local/sbin（/usr/local/はシステム管理者が自分でコンパイルしたアプリケーションをインストールする場所）があるか確認する。

参考：[Linux] /usr/local/の使い方まとめ

clamdとは

ウイルススキャナデーモン

（デーモン：常駐プログラム。UNIX系ではファイル名の接尾辞としてdを付けることが多い。）

参考：DAEMON

だからclamdなのか

clamdscanとセットで使う。
あるいはメールのスキャンなどに。

ふむ。

clamdscan
clamdとセットで動くウイルススキャナ。
指定されたファイルのパスをclamdに教えると、clamdがスキャンしてくれる。
clamdは定義ファイルをメモリ展開しているのでclamscan（clamdscanじゃなく）よりもスキャンが断然速い。

とのことです。

エラー内容

clamdコマンドでclamdのプロセスを実行しようとしたところ、エラーになる。

第一のエラー

%clamd                                                                            [2.5.1]
LibClamAV Error: cli_loaddbdir(): No supported database files found in /usr/local/Cellar/clamav/0.100.2/share/clamav
ERROR: Can't open file or directory

ファイルもしくはディレクトリを開けないと言われる。

下記のサイトでsudo freshclamを実行しろと書いてあるので
素直に従う。

参考：Fixing LibClamAV Error: cli_loaddbdir(): No supported database files found in /var/lib/clamav

第2のエラー

%sudo freshclam                                                                   [2.5.1]
ERROR: Can't create temporary directory /usr/local/Cellar/clamav/0.100.2/share/clamav/clamav-d957cc8bfd246997c6037a88b8d0d2a7.tmp
Hint: The database directory must be writable for UID 82 or GID 82

次はディレクトリを作成できませんと言われた…
下記のサイトを参考に
chown -R 498:499 /usr/local/etc/clamav
を実施する。

参考：CentOS - Clam AntiVirus でパーミッションエラー！

結果

無事起動を確認

%clamd                                                                            [2.5.1]
clamd  10.80s user 0.57s system 99% cpu 11.371 total

エラー原因

パーミッションがclamavからclamdに変更されたことが原因とのこと。
だとすると、chown -Rでclamdを指定してあげると直りそうだけどな…

調べてみます。