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Google Cloud Platform (GCP) Stack Driverによる監視設定の基本

Last updated at Posted at 2019-07-19

はじめに

こんにちは。ひつじです。
GCPの監視ってどうやってるんだ?と思い、GCPが提供している監視ツール「StackDriver」を使って監視設定を行ってみました。

ちなみにメガクラウドが提供している監視機能(リソースモニタリング)は以下です。

AWS Azure GCP Alibaba
CloudWatch AzureMonitir StackDriver CloudMonitor

触ったことないのはAzureだけですねぇ。
GCPだけ名前がなんかかっこいいな~と思ったら、2014年にStackDriverというクラウドモニタリングの企業をGoogleが買収したんですね。

やること

1. GCE(Iaas)のリソースを取得
2. 監視閾値を定めてインシデントとして検知
3. 検知したらメール、SLACKを送る

では順番に見ていきましょう。

GCEのリソースを取得する

今回はGCEでCentOS7を使います。
リソースを取得するにはエージェントを入れる必要があります。

しかし、エージェントをいれなくても以下の項目はリソースが取得されます。
・CPU
・ネットワーク(バイト/パケット)
・DISK I/O

gm1.png

上記の画像で1つめのインスタンスにはエージェントがないので、メモリが取得できていません。

CentOSにSSHしたあと、以下のコマンドを実行

curl -sSO https://dl.google.com/cloudagents/install-monitoring-agent.sh
sudo bash install-monitoring-agent.sh

成功すると以下のよう画面が表示されます。

g2.JPG

では、リソースが取得できているか確認してみましょう。
StackDriver -> resources -> Metrics Explorer

gm3.png

エラーが起きたらSlack通知するための設定する

まずはSlackアカウントを紐づける必要があります。
StackDriverの画面からプロジェクトのプルダウンをクリックすることWorkSpaceSettingsを選択できます。

g3.JPG

WorkSpaceSettingsを選択後にSlackのアカウントを登録します。

gm2.png

StackDriverでモニタリング閾値を設定する

では閾値(AlertPolicy)を登録していきましょう。
StackDriver -> resources -> Incidents -> Create Alerting Policy

実際の設定画面はGIFをとってみました。

GIFの中では、以下の作業を実施しました。
インスタンスを指定 CPU load 1mのモニタリングを指定 80%以上になったらメール、SLACKに通知する

テスト

GCEに負荷をかけて、CPU100%にしてどのような通知がくるか試してみたいと思います。

yesコマンドをパラで6本ほど流します。(商用じゃやっちゃだめよ。)

yes > /dev/null &

メールだとこんな感じで届きます。

g8.JPG

SLACKだとこんな感じですね。
復旧の通知もきてしまっていますが。

g10.JPG

おわりに

いかがでしたでしょうか。
いやーめちゃ簡単にできましたね。
感覚的にはAWSやAlibabaCloudよりも簡単にSLACK通知ができたかなと思います。

それではご査収ください~(^-^)

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