はじめに
AWS上の開発環境の構築を、Claude Codeを使って3ヶ月→1ヶ月で終えました。
この記事では、何をClaude Codeに任せ、何を任せなかったのか、なぜ短縮できたのかを書きます。
※案件が特定されないよう、構成は一般化しています。
作った環境
- クラウド:AWS
- コンテナ:ECS(9サービス)
- サーバー:EC2(3種類)
- ロードバランサー:ALB、NLB
- CI/CD:AWS CodePipeline
- IaC:Terraform
以前はどこに時間がかかっていたか
一番時間がかかっていたのは、次の2つでした。
- 9サービス分の設定を、1つずつ書くこと
- 使うAWSサービスの仕様を調べること
どちらも「似た作業の繰り返し」と「調べもの」で、AIに任せやすい作業でした。
Claude Codeに任せたこと
1. IaCコードの作成
命名規則・タグ・共通の書き方を入れた雛形をもとに、9サービス分のコードをClaude Codeに書かせました。自分は出てきたコードを確認する役に回りました。
2. CI/CDパイプラインの作成
パイプラインの流れは、まず自分でdraw.ioに雛形の図を描きました。その図をClaude Codeに読ませて、CodePipelineの構成として形にしていきました。
文章で説明するより、図で「こういう流れにしたい」を渡したほうが、意図がずれずに伝わりました。
3. 設計書の下書き
設計書は、Claude Codeに下書きを作ってもらい、自分が確認・修正する形にしました。ゼロから書くより、たたき台がある状態から直すほうがずっと早く進みます。
任せなかったこと
役割は「情報を集めるのはAI、判断するのは自分、作業はAI」と分けました。
- どんな構成・設計にするかは、AIが集めた情報をもとに自分が決める
- 作業を進めてよいかも、自分が判断してからAIに任せる
この「させないこと」の決め方は、次の記事で詳しく書く予定です。
3ヶ月→1ヶ月になった決め手
早く終わった決め手は、次の2つを用意したことです。
-
Terraformコードの雛形
命名規則・タグ・共通の書き方を入れた雛形を用意し、それをもとにECS 9サービス・EC2・ALB/NLBを作らせました。 -
設計の背景をメモに残させる
どんなシステムにするかをClaude Codeと会話しながら決め、その設計にした背景をメモに記録させていました。これが後になって役に立ちました。
雛形があると、出てくるコードの形がそろいます。設計の背景をメモしておくと、あとから「なぜこうしたか」をすぐ確認できます。9サービスのように似た構成が続くほど、この2つが効きました。
雛形と、設計の背景を残すメモのやり方は、案件が特定されない形に整えて、いつか公開できる範囲で公開する予定です。
うまくいかなかったこと
一番困ったのは、あとから「なんでこんな設計にしたんだっけ?」が分からなくなったことです。AIに任せている分、自分の記憶があいまいになります。
記憶はあいまいでも、設計の背景を残したメモを見れば理由を確認できました。AIと決めたことは、その場で理由ごと記録させておくのがおすすめです。
まとめ
- 開発環境の構築工数が3ヶ月→1ヶ月になった
- 情報を集めるのはAI、判断は自分、作業はAI
- 雛形でコードの形をそろえ、設計の背景はAIにメモさせる