Raspberry Pi でPWM信号を使って5Vファンを制御する
※ 自作PCで使うような4pinファンを動かすのではなく、2pin(VDDとGND) ファンを制御するという内容です。
Raspberry Pi でPWM信号使ってLEDの明るさを変更する でPWM信号を使ってLEDを点灯させた。
Raspberry Pi のPWM出力電圧(3.3V) では5Vファンの入力電圧(5V) には届かないため、GPIOの5V電源をトランジスタで制御し、PWM信号として使用した。
部品類
- 5V DC-FAN (D02X-05TS1 02)
- トランジスタ (2SC1815GR)
- 抵抗 (1kΩ)
回路図と配線
PWMを出力するコードを書く
ほとんどLEDの時と同じ
差分としては、LEDの時は10%の出力と100%を繰り返した ( for i in [10, 100, 10, 100]:
) が、
今回使用したファンは10%の出力では始動電力に届かなかったようで動き始めなかったため、20%に変更した ( for i in [20, 100, 20, 100]:
) 。
import RPi.GPIO as GPIO
import time
def main():
frequency = 200
repeat_count = 600
gpio_pin = 18
GPIO.setmode(GPIO.BCM)
GPIO.setup(gpio_pin, GPIO.OUT)
for i in [20, 100, 20, 100]:
if 0 == i:
on_time = 0
off_time = (1 / frequency)
else:
on_time = (1 / frequency) * (i / 100)
off_time = (1 / frequency) * (1 - (i / 100))
for rc in range(repeat_count):
GPIO.output(gpio_pin, True)
time.sleep(on_time)
GPIO.output(gpio_pin, False)
time.sleep(off_time)
GPIO.cleanup()
if __name__ == '__main__':
main()
Raspberry Pi では "vcgencmd" というコマンドでCPU温度などの情報を取得することが可能なようなので、
○○°Cを超えたらファンの出力を××%に などできそう。