はじめに
Kiroを使っている中で、ふと最近のアップデート情報を確認したいと思い、Chatで聞いた際に、Web検索の機能がないということを認識しました(数十周回遅れているので今更です)。
以前、みのるんさんのハンズオンを受講した時にTavilyを使ったことがあり、今回設定しようと思ったので私自身の備忘として残していきます。
Tavilyとは
AIエージェントやアプリ開発者が外部情報の検索を行えるように設計されたAPIサービスです。自然言語でクエリが行えるので、Chat botがプロンプトに対して外部情報を活用して処理する際に有用なサービスとなっています。(と私は理解しています)
無料でスタートすることが可能です。
設定
1. TavilyのサイトでSing up
Tavilyのサイトにアクセスして、右上のSing Upボタンをクリックします。
私はGoogleアカウントで登録を行いました。
登録が終わるとこちらの画面でAPIキーが取得できますので、控えておきます。
2. Kiro でMCP Serverを設定
私が実施した環境は、M4 Mac miniになります。
Kiroの画面で左下の MCP SERVERSのOpen MCP Config
をクリックします。
開いたmcp.jsonに以下の内容を追加します。
tavilyApiKey=
の後に先ほど取得したAPIキーを設定して保存します。
{
"mcpServers": {
"tavily-remote-mcp": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"mcp-remote",
"https://mcp.tavily.com/mcp/?tavilyApiKey=`TavilyのAPI Key`"
],
"env": {},
"disabled": false,
"autoApprove": [
"tavily_search"
]
}
}
}
私はTavilyをどのプロジェクトでも使用したかったので、User Configに設定しました。特定のプロジェクトでのみ使用される場合は、Workspace Configに設定すると良いかと思います。
左下のMCP SERVERSでtavily-remote-mcp
がConnected
になっていれば成功です。
Kiroを世界と繋げる
いよいよ検索します。検索してと依頼したら、Documentation MCP Serverの方が使われてしまいました。言葉って難しいですね。。
今度はWeb検索して
というオーダーにしました。
良い感じで検索結果が出てきました。私のKiroが世界と繋がった瞬間です。
そして、AWSがインドで風力発電契約を締結したことを知りました。再生可能エネルギー活用への投資をしているのですね。
まとめ
簡単ですが、Tavily Remote MCP Serverの設定について書かせていただきました。他のMCP Serverも大体同じような設定で行えます。なお、MCP Serverの設定内容(mcp.jsonの記載内容)がわからない場合は、Kiroに聞いてしまうのが早いです。
私の備忘用に記載しましたが、これから始めようとされる方の参考になれば幸いです。