はじめに
Sequence MakerはExcelから測定器を制御可能にするアドインです。Sequence MakerはExcelのセルに制御コマンドを書くだけで制御できますが、初めて使う場合はどのようにコマンドを書けば良いのかわからない場合もあると思います。そんな時に役立つのがExcelのサンプル集です。Sequence Makerのインストーラーと一緒に公開されているので、まずはそちらを参考にしてみると良いでしょう。
Sequence Makerについての詳細は以下の記事を参照ください。
お断り
本記事の内容はSequence Maker開発元の公式見解ではなく、あくまでも個人が趣味の範囲内で執筆しているものです。記事の内容について開発元へ問い合わせることはお控えください。ご質問・要望などは各記事のコメント欄へお願いいたします。
Excelのサンプルを入手する
サンプルは以下のサイトにて入手可能です。
(https://www.hioki.co.jp/jp/support/versionup/detail/?downloadid=1438 より引用)
サンプルの一覧
サンプル集には以下の内容が含まれています。
測定器 | 対応機種 | サンプルの内容 |
---|---|---|
DMM | DT4250 Series | インターバル測定のサンプルです。 インターバル時間と測定回数を指定して測定を行います。 |
LCR Meter | IM3523(A),IM3533(-01),IM3536,IM3570,IM3590,IM758x | インターバル測定のサンプルです。 インターバル時間と測定回数を指定して測定を行います。 |
LCR Meter | IM3523(A),IM3533(-01),IM3536,IM3570,IM3590,IM758x | トリガーをかけて測定値を取得するサンプルです。 モニター値も取得します。 |
LCR Meter | IM3523(A),IM3533(-01),IM3536,IM3570,IM3590,IM758x | メモリーデータを取得するサンプルです。 メモリー機能をONにして測定した後に実行してください。 |
LCR Meter | IM3523(A),IM3533(-01),IM3536,IM3570,IM3590,IM758x | 導電率や誘電率を求めるサンプルです。 |
LCR Meter | IM3523(A),IM3533(-01),IM3536,IM3570,IM3590,IM758x | 測定器の画面イメージを取得するサンプルです。 |
LCR Meter | IM3523(A),IM3533(-01),IM3536,IM3570,IM3590,IM758x | スイープ測定をするサンプルです。 周波数掃引、電圧掃引、定電圧掃引、定電流掃引、DCバイアス掃引(DCバイアス機能モデルのみ)が可能です。 掃引範囲、ポイント数、ステップ設定が可能です。 |
LCR Meter | IM3523(A),IM3533(-01),IM3536,IM3570,IM3590,IM758x | 自動データ出力機能で出力された測定値を受信するサンプルです。 実行した後、測定器に外部からトリガーを入れて測定して下さい。 |
LCR Meter | IM3523(A),IM3533(-01),IM3536,IM3570,IM3590,IM758x | Cole-Coleプロット、GBカーブ、Mott-Schottkyプロットのサンプルです。 |
LCR Meter | IM3570,IM3590,IM758x | 等価回路解析の結果を取得するサンプルです。 等価回路解析をした後に、実行してくだい。 |
LCR Meter | IM3533(-01),IM3536,IM3570,IM3590 | MLCCの容量変化率を測定するサンプルです。 DCバイアス掃引を行います。 |
(はじめにお読みください_Readme.xlsx より引用)
Sequence Makerで動作可能なExcelファイルも含まれているので、実際に試してみることも可能です。
詳しい使い方
詳細な使い方は「はじめにお読みください_Readme.xlsx」に書かれているので、確認してみると良いでしょう。
まとめ
Excelのサンプル集にはいろいろな測定方法に対応したSequence Makerのサンプルが含まれていますが、Excelファイルは自由に編集も可能なので、自分の測定環境に応じてカスタマイズするのも良いでしょう。