はじめに
Sequence MakerはExcelから測定器を制御可能にするアドインです。Sequence MakerはExcelのシートにコマンドを書くだけで、測定器と通信できる手軽さがあります。ところで、測定器との通信をやっていると、時々文字化けに遭遇することがあります。応答データが何かおかしい・・・この記事ではそんな時の対応方法を解説します。Sequence Makerについての詳細は以下の記事を参照ください。
お断り
本記事の内容はSequence Maker開発元の公式見解ではなく、あくまでも個人が趣味の範囲内で執筆しているものです。記事の内容について開発元へ問い合わせることはお控えください。ご質問・要望などは各記事のコメント欄へお願いいたします。
文字化け👻
例
文字化けの多くは、測定器から日本語が含まれるデータを受信した際に起きます。例えばこんな感じです。
これでは全くもって意味不明です。
原因
文字化けの原因は、文字コードが合っていないためです。Sequence Makerのデフォルトの文字コードはASCIIになっており、日本語の表示には対応していません。上記のケースでは測定器がUTF-8の文字コードでデータを送ってきているので、意味不明な表示になっています。
対応
Sequence Makerの文字コード設定を変更すれば解決します。「インターフェイス」設定の右下にある矢印をクリックして、詳細設定画面を表示します。
文字コードの設定があるので、適切な文字コードを選択します。よくわからない場合はとりあえずUTF-8で試してみて、それでもダメならShift-JISにしてみてください。
結果
今回はUTF-8にしてみました。その結果、正常に表示されました。
まとめ
今回はSequence Makerで文字化けしたときの対応方法を解説してみました。文字コードはいろいろとややこしいですが、最近の測定器の多くはUTF-8でいろいろな言語に対応していると思います。少し古めの測定器だとShift-JISのものもあるかもしれません。文字化けが起きたときは参考にしていただければと思います。