Windows 10 Pro/Entの企業向けの話です。Windows 8.1までのライフサイクルと異なるため調べました。
Windows 10 を企業で導入する場合は、Windows as a Service(WaaS)を理解しなければなりません。Windows 7 の移行が全社プロジェクトになるような企業は要注意です。
Windows 10 は従来のSP(サービスパック)に相当するOSビルドバージョンが存在します。例えば、2015年7月にリリースしたビルドは、1507と呼ばれます。 現在、1507、1511、1607のビルドバージョンが存在します。
Windows 10 は Windows Update の時期を遅れせることができます。こちらは、Windows 10のサービスモデルに従います。このほかにも、より最新の機能を利用したい開発者向けの Insider Program をリリースしています。
Windows 10 のサービスモデル
■ CB(Current Branch)
コンシューマー向け
ライフタイムサイクルの最短 4ヶ月
CBBリリース後に、CBBと置き換えて公開終了
■ CBB(Current Branch Business)
ビジネス向け
ライフサイクルの最短8ヶ月
次の次のビルドのCBBがリリースしたらサポート終了(次の次のビルドのCBBがリリースしたら更新プログラムが提供されなくなる)
■ LTSB
長期供給モデル
Windows 10 ENt + SA契約
こちらの表が、Windows 10のライフサイクル
Windows 10 ビルド | CBリリース日 | CBBリリース日 | CB提供終了日 | CBBサポート終了日 | LTSBサポート終了日 |
---|---|---|---|---|---|
Windows 10 1507 | 2015/7/29 | 2015/7/29 | なし | 1611 CBBリリース日 | 2025/10/14 |
Windows 10 1511 | 2015/11/12 | 2016/4/8 | 2016/4/7 | RedStone2 CBBリリース日 | なし |
Windows 10 1607 | 2016/8/2 | まだ | まだ | RedStone3 CBBリリース日 | 未定 |
RedStone 2 | |||||
RedStone 3 |
【参考】
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/release-info
https://blogs.msdn.microsoft.com/nakama/2016/08/18/win10waas-part3/