8
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

WSL (Windows Subsystem for Linux) に仮想開発環境(anyenv)を構築する

Last updated at Posted at 2018-05-30

概要

Windows10 には、Windows Subsystem for Linux (以後、WSL)を使うことで VMWare、VirtualBox、HyperVなどの仮想環境上にLinuxを構築しなくてもLinux 環境が利用できるようになりました。

python、ruby、nodejsなどはバージョンを切替えて実行可能な環境を構築できる ***envというツールがありますが、Linux, Mac などのunix環境でしか利用できませんでした (anaconda や nodist など Windows 環境でも利用可能なものももちらんありました)。

本ドキュメントでは、この WSL 環境に複数の仮想環境をまとめて管理できる anyenv を使って Ruby、nodejsなどの複数開発環境をセットアップする手順について記載します。

前提

Windows10 に WindowsSubsystemForLinux (Ubuntu) がセットアップされていること。
WSL上の Bash を起動し以下のコマンドを実行すること。

事前準備

git をインストールします(インストールしている場合はスキップしてください)。

$$ sudo apt-get update
$$ sudo apt-get install git

Install anyenv

gitを使って home 直下に anyenv をインストールします。

$$ git clone https://github.com/riywo/anyenv ~/.anyenv

Bash 起動時、anyenv が実行できるように環境変数を設定します。

$$ vi ~/.bashrc (エディッタなら何でも OKです)
最後の行に以下を追加

# anyenv setting
export PATH=${PATH}:${HOME}/.anyenv/bin
eval "$(anyenv init -)"

最後に Bash を再起動すると anyenv が実行できる状態になります。
動作確認のために以下のようにコマンドを実行し、ヘルプメッセージを表示することを確認します。

$$ anyenv --help

Setup nodenv

anyenvでは、ruby、pythonなどいろいろな言語の仮想環境を管理できますが、ここでは nodejsの仮想環境 nodenv をセットアップしたいと思います。他の言語も基本的には同じ流れでセットアップできると思います。
セットアップは以下のコマンドを実行するだけです。

$$ anyenv install nodenv

<インストールバージョンの確認 (nodenv とバージョンが表示される)>
$$ anyenv versions

インストールされた nodenvを使って、特定のバージョンの nodejs をインストールしてみます。

<インストール可能なバージョン一覧を取得>
$$ nodenv install -l

<10.1.0 の仮想環境を構築する>
$$ nodenv install 10.1.0

<10.1.0 を通常使用する環境に設定する>
$$ nodenv global 10.1.0

<nodejs の動作を確認する>
$$ node --version

nodenv の簡単な使い方

<インストール可能なバージョン一覧を取得する>
$$ nodenv install -l

<デフォルト versionを変更する>
$$ nodenv install <version>
$$ nodenv global <version>

<特定の開発環境だけバージョンを変更する>
$$ cd <特定の開発環境の root path>
$$ nodeenv install <version>    <-- インストール済なら skip
$$ nodeenv local <version>
8
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?