個人の感想です!
はじめに
- 2025年現在、仕事でもプライベートでも、生成AIを使うことが当たり前になりつつあります。
- これからは、調べものする際、 「ググる(Googleなどの検索エンジンで検索する)」 のではなく、 「コパる(Copilotなどの生成AIに聞く)」 のが当たり前になってくるでしょう。
- そこで考えました。 「ググる機会が減り、Qiitaの記事に直接アクセスする人が少なくなる世界で、どんな記事が求められるのか。そもそもQiitaの存在意義はあるのか?」 と。
- というわけで、これから本格化するであろう「コパる」時代以降、Qiitaでどんな記事を書けば世の役に立つのかを考えてみました。
コパってみた
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なるほど、CopilotさんもQiitaの記事を参照することがあるということなので、少なくとも全く存在意義が無くなるということは無さそうです。もう少し深堀りして聞いてみます。
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「5. 実際に試してみる」はどうやるのか?という疑問もありますが、1~4については納得感があります。
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非常に実践的なアドバイスをいただけました。
ググってみた
- 原点に立ち返り、Google先生にも聞いてみました。
- 検索結果に出てきた色々なサイトを見て回りましたが、こちらの記事が非常にわかりやすく参考になりました。
- この記事を要約すると以下のような内容です。
- AIの時代以降のWebコンテンツは、AIによる要約回答で満足してしまい、従来のSEO対策では「見られてもクリックされない」現象が加速(ゼロクリック検索)
- Googleの検索品質評価ガイドラインで定義されている指標(EEAT)の理解が必要
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
- 生成AIが引用・要約しやすい構成に最適化する GEO(Generative Engine Optimization) が重要に
- 生成AIにも人にも理解しやすい構造を意識することがGEOの鍵
- AIでは代替できない以下のようなコンテンツは今後価値が増していく
- 実際のインタビュー記事や対話形式の体験談
- 独自のアンケート調査・統計データの公開
- ローカル・専門分野に特化した深掘り解説
- 成功・失敗の過程を赤裸々に記述したストーリー型記事
- Webサイトは 「答え」 ではなく 「信頼と証拠の集積」 の場となり、AIと人間の両方に伝えるハブとして機能
- Copilotさんの回答との共通点が多く、うまくまとめられそうな気がしてきました。
まとめてみた
- これから本格化するであろう「コパる」時代にQiitaでどんな記事を書けば世の役に立つのかについて、ざっくり以下の3つのポイントにまとめてみました。
1. 信頼性が大事!
- EEATの1つでもある信頼性(Trustworthiness)が高いほど、生成AIから引用されやすい(≒役に立ちやすい)といえます。
- 具体的には、以下を満たすことで信頼を獲得していけそうです。
- Qiitaユーザーとしての活動実績が豊富(投稿履歴やフォロワー数など)
- 所属会社(Organization)に紐づいた記事
- 公式ドキュメントなどとの整合性、引用元の明示
2. 構造化が大事!
- 書き方の観点では、生成AIが情報を整理しやすいように構造化することが重要です。
- 具体的には、以下の点を心がけて書いていけば良さそうです。
- 見出し(H2、H3など)を適切に使う
- 箇条書きや表を使い情報を整理
- タグを適切に設定する
- 記事内の画像にはALTテキストを記載
- 見出しを適切に設定(Q&A形式や、結論を一言で表現など)
- 簡潔で論理的な文章を使う
3. 独自性が大事!
- Qiitaの記事が公式ドキュメントそのままというような内容であれば、信頼性、権威性で太刀打ちできないため生成AIはそちらを引用するはずです。
- 以下のような独自性のある内容であれば、生成AIからも引用されやすくなりそうです。
- 公式ドキュメントに載っていないような実践的なノウハウやナレッジ(「やってみた」系)
- トラブルシュートや失敗談
- 資格試験の勉強法などの体験談
- 一方で、生成AIに引用されやすいかに関わらず、所謂「ポエムみ」のあるエンタメ要素の強い記事も純粋に読み物として読むのが楽しい(AIによる記事の要約ではその面白さを体験できない)といった面もあるので、人間の興味をひきやすい独自性の高い記事も一定の需要はあるのではないかと思います。
おわりに
- これまで、公式ドキュメントだけでは分かりづらいポイントや実際に手を動かしてわかったハマりどころなどがあれば、なるべく所属会社のOrganizationに紐づけて記事を書くようにしてきましたが、そのスタンスは間違っていないということが分かりました。
- 構造化はすぐに実践できるテクニックなので、今後はより意識して取り組んでいこうと思います。
- また、より信頼できるQiitaユーザーとなるべく今後も精進していこうと思います。